今日のテーマは『気象とビジネスモデル』です。
あばれまくる異常気象
最近の天候はほんとうに不安定になってきたと思いませんか?
「ゲリラ豪雨」のようにスポット的な場所での集中豪雨。
突然やってきておおきな被害を残していきます。
およそアメリカぐらいにしか発生しないと思い込んでいた竜巻。
このところ日本でも何件も竜巻が発生するようになってきました。
竜巻が通り過ぎたあとはやはり甚大な被害を及ぼします。
そうかと思えばいきなり空から雹(ひょう)が降ってくる現象。
当たり場所によっては自動車に傷をつけたりもします。
いったい日本の天候で何が起きているのでしょうか?
気象情報にビジネスチャンス
ひと昔前までは<気象庁>の天気予報しかありませんでしたがいまは<ウェザーニューズ>をはじめ
- ウェザーテック
- e-天気.net
- ライフビジネスウェザー
- 日本気象
- ウェザーマップ
- お天気.com
- 気象サービスなど。
気象振興協議会に所属する43の民間気象情報団体が存在しています。
予報業務許可事業者の第一号は昭和28年に発足した<東條ウェザーサービス>ですが<ウェザーニューズ>は予報業務許可事業者の第25号になります。
1970年に安宅産業(現:伊藤忠商事)の石橋博良氏の仕事に関わる「空光丸」に爆弾低気圧が襲い沈没して15人が死亡。
これがきっかけでアメリカに本部を持つ<オーシャンルーツ>という海洋専門の気象会社の日本支社に石橋氏は転職しました。
1986年に陸上・航空部門を買い取り<ウェザーニューズ>を設立。
やがて世界最大の民間気象情報会社になりました。
その<ウェザーニューズ>が今年7月に人工衛星を打ち上げたのです。
世界で、自社専用の衛星を持つ民間気象サービス会社は初めてです。
じつは2013年にも人工衛星を打ち上げましたが数ヶ月で電子機器の故障により観測が不能になりました。
そこで今回2度目の人工衛星の打ち上げになったのです。
この結果として
- 航海船へのきめ細かい気象情報の提供ができる
- 航空機への台風や火山噴火の正確な情報が提供できるなど。
陸上の気象情報だけではなく海や空の運航に関する安全なルートの推薦ができます。
このことから世界の海運会社や航空会社とのあらたなサービスの提供の契約に可能性が拡がりさらなる会社の成長につなげることが可能になります。
アメリカでは<IBM>が気象会社を買収してデータをAI技術と組み合わせて防災・避難情報を提供しています。
フランスの電機大手である<シュナイダーエレクトリック>は気象会社を傘下におさめて太陽光や風力の発電量の予測事業を成長させています。
いまや「気象ビッグデータ」を活用する国際間競争時代を迎えているのです。
日本では今年3月に遅まきながら産学官による気象ビジネス推進コンソーシアムを<気象庁>がたちあげました。
世界に負けない気象情報産業を育てるためにはあまりにも細かく定められた「気象業務法」の規制を早急に緩和させることが必要であると言われています。
世界的な温暖化などの影響で気象の変動が激しいわけですが産業界や日常のビジネスなどで気象情報によるビジネスチャンスがますます広がりを見せている昨今気象情報を組み込んだあらたなビジネスモデルにもおおきな注目が寄せられることは間違いないことでしょう。
このことから何を学べるでしょうか?
企業には……大きな成功をつかむために大きな決断をしなくてはならないときがある。
しかしそれは「冒険」ではなく用意周到に計算された「挑戦」でなくてはならない。
◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ*注1 コワーキングスペース:共働ワークスタイルを実現する共用オフィスのスペース。
*注2 ノマドワーカー:特定の職場を持たずに移動しながら仕事をするひと。


