第277話のテーマは『成長の種を見つける』です。
(ブログ=平日投稿です)
新たな手を打ち続ける
1964年に青山五郎氏が広島県府中市で<青山商事>を創業しました。
1974年に日本初の郊外型紳士服店になる「洋服の青山」を出店しました。
1990年に本社を広島県福山市に移転しています。
2000年に「ザ・スーツカンパニー」1号店を東京都中央区日本橋に開店しました。
2001年に「+A THE SUIT AOYAMA」1号店を岡山市南区青江に開店しました。
2003年に「ザ・シャツカンパニー」1号店を東京都港区北青山に開店しました。
2005年に創業者の長男である青山理氏が代表取締役社長に就任しています。
2006年に「ザ・スーツカンパニーズ ウィークエンド」1号店をイオンモール浦和美園に開店しました。
<青山商事>のビジネスモデル
2016年12月に苦戦しているカジュアル衣料事業を見直す方針を決めました。
低価格の「キャラジャ」を2021年をめどに全店閉鎖します。
「アメリカンイーグル」は2017年1月から値下げします。
カジュアル衣料は低価格志向が鮮明で若者のファッション離れもあって競争が激しくなっていて2016年4~9月期の売上高は前期比6%減で営業損益は赤字でした。
衣料セグメントの選択と集中をして黒字化を目指します。
2017年1月に焼肉店「焼肉きんぐ」などの飲食店を2年以内に50%増に増やすという目標を表明しました。
これはスーツの販売だけでは生き残れないという危機感があるためで団塊世代の大量退職やクールビズの浸透で紳士スーツの市場は10年で30%縮小しています。
<青山商事>は主力のスーツ事業以外の収益源の構築に取り組んでいます。
さらに人口減少化や若者のクルマ離れで郊外店の集客が難しくなっているため繁華街やショッピングセンター内で小型店舗を増やしています。
2016年度は新規出店の80%程度が小型店になっています。
郊外型大型店舗の形態から都市型小型店舗へのシフトにより収益基盤を固めていく狙いです。
そのなかで事業の第2の柱として注目が高まるのは靴修理などを手掛ける「ミスターミニット」。
100店舗程度は靴修理や鍵の複製に加えてスマートフォンの修理や時計の電池交換などのサービスも手掛けます。
<青山商事>の青山理社長は……「少なくとも現在の300店舗程度から1000店舗までは増やせる」「売上を今の3~4倍に増やすことも夢ではない」と記者の取材に述べています。
2017年8月には2017年4~6月期の連結決算の純利益が前期比22%増だったと発表しました。
海外で製造する衣料品が円高のため仕入れコストが下がったことや焼肉店などを手掛ける飲食事業が出店も増やして増収しているためです。
2017年9月にネットと実店舗を融合した新店舗である「デジタル・ラボ」を2店出店しました。
スーツを試着した後に店内の大型タッチパネルを使って商品をネットで注文することができます。
2016年10月に東京の秋葉原に1号店を出店して好調なため出店を増やしてく考えです。
2017年10月に衣服内の湿度を調節して快適さを高めるメンズスーツを発売しました。
皮膚と衣服の間にできる空間を体が発する熱を利用して人が快適と感じる湿度と温度に近づけます。
2018年2月にストレッチ機能のある生地を採用して動きやすくしたエアテックスーツを発売。
スポーツ庁が奨励しているスニーカー通勤向け商品を想定しています。
2018年4月にはたたむと首枕になるジャケットであるネックピロージャケットを販売しました。
ジャケットの背中部分に袋が取り付けられていてジャケットをたたんで収納すると首枕として使用することができます。
2018年5月末の時点では2018年3月期は増収減益の見込みです。
主力事業であるビジネスウエア事業でレディースが好調でしたがメンズが苦戦しています。
さらに物流設備への投資や人件費増で減益になる見込みです。
主力事業であるビジネスウエア事業は今後は縮小傾向にあるため<青山商事>の青山理社長は……スーツに頼らない経営基盤の構築に取り組んでいますがビジネスウエア以外の売上高を全体の20%程度から40%まで高めていく方針を打ち立てています。
しかし現状はスーツ以外のカジュアル衣料も芳しくなく飲食事業も売上規模は小さいためまだ稼ぐ力がある段階に次の成長の種を見つけられるかが今後の最大の課題になっています。
(次回ブログ=6月11日月曜投稿です)


