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ブログ / ビジネスモデルの企業事例

第33話 現場に近づきすぎると、遠くが見えなくなる!

2017年6月7日 執筆:渡邉ひとし

渡邉さん、「現場は大事ですね。」

今日の打合せで発せられた言葉です。

いきなりですが、あなただったら、この言葉の投げ掛けに、どう答えますか?

実は、このとき質問で返しました。

  • 経営者に対する言葉ですか?
  • 一般論的な話ですか?

すると…「社長にとって、現場は大事だと思いますか?」という質問が、再び返ってきました。

あなただったら、どう答えますか?

はい、10秒考えてください………………………………。

答えは、「状況によります。」でした。

と言うのも、経営をしっかりとやっている上で、現場に顔を出すのであれば、これは、とてもいいことです。

しかし、いつも、「現場の長」のような行動をしているのであれば、これは、社長の行動として、結構、心配になります……。

社長が、自ら、現場の作業に夢中になってしまうと、他の誰も、経営をする役割の人がいなくなるからです。

つまり、司令塔となって、明日からの取り組みを考える人が、誰もいない、という状況になるということです。

  • 社長が先頭に立って、生産現場で作業をする
  • 社長が先頭に立って、営業現場で営業をする

これらの行為は、一見、頼もしい存在に見えるかもしれませんが、経営という観点から見ると、とても、不安を覚える状況でしかありません。

社員にとってみても、毎日、現場で、社長に仕事をされると、自分の仕事がやり辛くなる、ということも生じてきます。

社長は、会社の司令塔ですから、

  • 大所高所の観点で、逐次、ものごとの判断を下す
  • トラブルがあれば、必要に応じて自らが対処する
  • 大きな案件の営業決済に関わるときは、営業に同行するなどなど。

そんなに現場で、現場長のように忙しく働かなくても、たとえデスクに座っていても、結構、社長の出番は多いと思います。

現場で働いていると見えないことも、デスクで、考えを巡らせていることで、経営トップとして、見えてくることがあります。

社員と同じ目線で見ることも、時には必要かもしれませんが、社員からしてみれば、社長としての目線で、物事を見ていてほしい、と思うのではないでしょうか。

現場で、社員と一緒に働いて、社員に好かれることも大事ですが、何よりも、社員にとっては、頼り甲斐のあるトップでいてほしいと願っているのだと思います。

『事件は会議室で起きてるんじゃない!

現場で起きてるんだ!』

あの有名な、青島俊作のセリフが物語るように、確かに、仕事の大半は現場で行われています。

ということは、毎日、朝から夜まで、社長室に籠っていては、現場で起きていることを見ていないので、いざ、何かを判断する時に、現場を無視した状態になります。

そのためにも、1日に1回以上は、現場に顔を出す必要があります。

結論を言うと、

  • 社長は、現場の長ではない
  • 社員の見ていない、先を見る
  • 現場が分からなければ、適切な判断はできない

つまり、社長にとっては、「現場との距離」という感覚、が大事なのです。

「当たり前のこと」をする。

これしかありません。

経営の本質、経営の王道。

経営に「近道」はありません。

経営の本質を見つめ、経営の王道を歩んで行きましょう!

そのためには、良き相談相手を見つけることが、もっとも重要です。

☆2代目社長を、応援します☆

渡邉ひとし
渡邉 ひとし株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役/持続型経営コンサルタント

経営戦略・組織変革・AI活用を、実務と心理の両面から支援しています。中小企業の経営者の方には、訪問またはオンラインで、ご相談をお受けしています(初回は無料)。

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