未来デザインカンパニー ロゴ未来デザインカンパニー持続型経営コンサルティング
ブログ / ミドルシニア世代の智慧

第6話 【マーケティング】(250520)下書き①

2025年5月20日 執筆:渡邉ひとし

長年、組織の中核を担ってきたミドルシニア世代の皆様、デジタルマーケティングという言葉を聞いても、どこから手を付けて良いか戸惑うことはありませんか?「若い世代が当たり前のように話している専門用語が理解できない」「今さら聞くのも恥ずかしい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、デジタル化が加速する現代において、マーケティングの知識は決して若い世代だけの武器ではありません。本稿では、皆様がこれまでのビジネス経験で培ってきた知見を活かし、デジタルマーケティングの基礎を理解し、活用するためのヒントをお伝えします。具体的には、顧客との関係強化に不可欠な「カスタマーポイント管理(CRM・MA)」、効率的な顧客獲得を実現する「デジタル広告(リスティング・SNS広告)」、そして成果を測る上で重要な指標である「CV(コンバージョン)」と「CVR(コンバージョン率)」について、専門用語を極力避け、具体的な事例を交えながら解説いたします。本記事を読むことで、皆様はデジタルマーケティングに対する漠然とした不安を解消し、明日からの業務に活かせる具体的な知識と視点を得られるはずです。

1. 関係を深める武器:カスタマーポイント管理(CRM・MA)とは?皆様が長年の営業活動や顧客対応で培ってきた「顧客との関係性」は、ビジネスの根幹をなす重要な資産です。デジタルマーケティングにおいても、この考え方は変わりません。「カスタマーポイント管理(CRM)」とは、顧客の属性情報や購買履歴、問い合わせ内容などを一元的に管理し、顧客との良好な関係を築き、維持するための仕組みです。一方、「マーケティングオートメーション(MA)」は、顧客の行動履歴に基づいて、メール配信や情報提供などを自動化し、効率的にマーケティング活動を行うためのツールです。これらのツールを導入することで、例えば、過去に自社の商品を購入した顧客に対し、興味を持ちそうな関連情報をタイミング良く提供したり、問い合わせをしてきた顧客に対し、迅速かつパーソナライズされた対応をしたりすることが可能になります。具体例:ある中小企業の営業部長であるAさん(50代)は、これまで顧客情報をExcelで管理していましたが、顧客数が増えるにつれて管理が煩雑になっていました。そこでCRMを導入し、顧客情報を一元管理したところ、過去の取引履歴や問い合わせ内容をすぐに把握できるようになり、顧客一人ひとりに合わせた提案ができるようになりました。さらに、MAツールを活用して、見込み顧客に対して定期的にメールマガジンを配信することで、新規顧客の獲得にも繋がりました。このように、CRM・MAは、皆様がこれまで大切にしてきた顧客との関係性をデジタル上で強化し、効率的なマーケティング活動を実現するための強力な武器となるのです。

2. 新たな顧客との出会い:デジタル広告の基礎従来の広告手法に加え、近年重要性を増しているのが「デジタル広告」です。デジタル広告は、インターネット上やSNSなどに掲載される広告のことで、年齢、性別、興味関心など、詳細なターゲット設定ができるという特徴があります。代表的なデジタル広告には、「リスティング広告」と「SNS広告」があります。リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果に表示される広告で、特定のキーワードで検索したユーザーにピンポイントで情報を届けることができます。一方、SNS広告は、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSプラットフォームに表示される広告で、趣味嗜好や行動パターンなどに基づいて、より広範な層にアプローチすることができます。

デジタル広告を活用することで、これまでリーチできなかった新たな顧客層に効率的にアプローチし、自社の商品やサービスを知ってもらう機会を増やすことができます。

具体例:ある老舗家具メーカーのBさん(60代)は、「若い世代にも自社の家具の良さを知ってもらいたい」と考えていました。そこで、SNS広告を活用し、20代 30代のインテリアに関心のある層をターゲットに広告を配信しました。その結果、これまで接点のなかった若い世代からの問い合わせが増え、新たな顧客層の開拓に成功しました。デジタル広告は、適切なターゲット設定と効果測定を行うことで、費用対効果の高い顧客獲得を実現するための有効な手段となり得るのです。

3. 成果を測る鍵:「CV」と「CVR」の理解デジタルマーケティングの施策を実行する上で、その効果を測定し、改善していくことは不可欠です。その際に重要な指標となるのが「CV(コンバージョン)」と「CVR(コンバージョン率)」です。「CV(コンバージョン)」とは、ウェブサイトや広告を通じて達成された最終的な成果のことです。その成果は、商品購入、資料請求、問い合わせなど、ビジネスの目的によって異なります。一方、「CVR(コンバージョン率)」とは、ウェブサイトへの訪問者数や広告のクリック数に対して、CVがどれくらいの割合で発生したかを示す指標です。これらの指標を把握することで、「どの広告が効果的なのか」「ウェブサイトのどの部分を改善すべきか」といった具体的な課題が見えてきます。そして、データに基づいた改善策を実行することで、マーケティングの効果を最大化することができます。具体例:あるオンライン学習サービスのマーケティング担当であるCさん(40代)は、リスティング広告とSNS広告を運用していました。それぞれの広告のCVRを比較したところ、リスティング広告の方がSNS広告よりもCVRが高いことが分かりました。この結果を受け、Cさんはリスティング広告の予算を増やし、SNS広告のターゲット設定を見直すことで、より効率的な顧客獲得に繋げることができました。「CV」と「CVR」は、デジタルマーケティングの成果を客観的に評価し、改善の方向性を見出すための重要な羅針盤となるのです。

まとめ本稿では、ミドルシニア世代の皆様に向けて、デジタルマーケティングの基礎となる「カスタマーポイント管理(CRM・MA)」、「デジタル広告(リスティング・SNS広告)」、そして成果指標である「CV(コンバージョン)」と「CVR(コンバージョン率)」について解説いたしました。デジタルマーケティングは、決して若い世代だけの特別なスキルではありません。皆様がこれまで培ってきた顧客との関係構築の経験、市場を見る目は、デジタルツールと組み合わせることで、より強力なマーケティング力となります。今すぐに全ての専門用語を理解する必要はありません。まずは、本稿でご紹介した基本的な概念を理解し、ご自身のビジネスに িকভােব応用できるかを検討してみてください。デジタルマーケティングは、皆様のビジネスを新たな成長へと導く可能性を秘めているのです。

~

渡邉ひとし
渡邉 ひとし株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役/持続型経営コンサルタント

経営戦略・組織変革・AI活用を、実務と心理の両面から支援しています。中小企業の経営者の方には、訪問またはオンラインで、ご相談をお受けしています(初回は無料)。

✉ ひとことで相談する 私たちについて

無料メルマガ|平日毎日

渡邉ひとしのBusiness view

経営戦略・AI活用・組織変革・ミドルシニアの智慧・事業家の判断軸。平日、毎朝、1本ずつお届けします。配信は、いつでも停止できます。

無料で登録する →
✉ ひとことで相談する