今日のテーマは『仕事に向いていれば工夫はしない』です。
正社員になって担当ができた
昨日もお話ししましたが入社した会社で与えられた職種は営業職でした。
入社してから3ヶ月間は社員試用として働きましたがふたりの先輩営業社員のアシスタントとして1週間ごとに交替しながら営業の仕事を覚えていきました。
3ヶ月が過ぎて正社員として扱われるようになり大手広告代理店の担当部署を割り当てられました。
その部署は全部で4つのセクションに分かれていてそのうちの2つのセクションを担当することになりました。
営業に向いてないから工夫する
さて、あなたは何か気づきましたか?
そうです。
その通りです。
入社したばかりの新人営業に割り当てられた担当部署は4つの部署の半分にあたる2つを割り当てられたのです。
いまだにその理由はわかりませんがとにかく全力で頑張るしかありません。
なにせ営業に向いていないひとが営業職をしているわけですから本人にしてみれば向いてるとか、向いてないとか言ってるばあいではありません。
もう、それは毎日、必死に働くしかないのです。
でもおもしろいものですね。
ひとは、どんな環境でも半年もすれば、慣れてきますね。
それとお客様のひとりひとりに個性があることも見えてきます。
そもそも私は営業に向いていないわけですからなぜか「冷めた自分」が「営業マンの自分」を見ています。
すると「冷めた自分」は何をするかというとお客様のカルテをつくり始めたのです。
お客様のひとりひとりに個性があるわけですからそれぞれのお客様には
- 好きなこと
- きらいなこと
- 怒ること
- 気にくわないことなどなど。
それらの情報を自分の記憶にとどめていきました。
でも、しばらくすると相手の方の人数が増えてきたので専用ノートをつくりまさに、カルテのように書き込みました。
それから何年か経過すると自分の部下が増えてきていつ頃からか営業部の責任者になりました。
とうぜんですが営業マンを育てる必要があるのでいろいろと指導するのですがなかなか思うようにはいきません。
たとえば、さきほどの「お客様のカルテ」をつくるように言っても誰ひとりとして実行する営業部員はいませんでした。
営業に向いていない私はいろいろと工夫をしなければ35年間の営業という職務を果たすことができなかったのです。
このことから何を学べるでしょうか?
仕事に向いているひとは…何も考えなくても自然体で仕事ができてしまう。
仕事に向いていないひとは……なにかの工夫をしないと仕事がこなせないと思うことがある。
仕事で成果を出すことと……その仕事に向いているとか向いていないとかはまったく関係がない。
*注1 フォーカス:この場合は意識を集中して注目したということ。
*注2 コンピテンシー:仕事や職務におけるすぐれた行動に結びつく個人の特性のこと。


