今日のテーマは『すぐれた人材を採用できる』です。
人材を採用することがむずかしい
中小企業の人手不足が続いている。
でも、本当にそうなのか?
そのような疑問をもってみることで人手不足の本質をきょうは、あらためて考えてみようと思います。
企業の経営者の方々にじっさいに聞いてみるとやはり人材の採用に困っていました。
ではどのような理由で人材を採用できないのでしょうか?
一般的な理由としては……
- 少子高齢化による労働者数の減少
- 人口減少による労働者数の減少
- 労働条件に求められることの増加
- 働ける場所の増加による選択肢の広がり
- 若者による離職率の増加などなど。
人材を採用できないもっともな理由があがってきました。
人材採用とビジネスモデルの関係
しかし、それらの理由は多くの業界、多くの企業にもあてはまる内容です。
このように見てみるとどうやら人材不足の奥にはもっと、本質的なことが隠されているようですね。
たとえば大学生の新卒採用でみると大企業のばあいはあいかわらずの人気企業になっています。
では、なぜ中小企業に人気がないのでしょうか?
その理由は①仕事内容がきつい②給与が低い③職場のイメージが悪いなど。
一般的なひとたちが抱く中小企業に対するイメージと同じです。
でも、これらは表面的な理由のように感じます。
じっさいに大学のキャリアセンターで就活の相談員としておおくの学生の就活に関わってきましたがその体験からお話しすると3つの理由が浮かんできます。
ひとつめは「将来も会社は存続しているのか?」
学生にとってみれば社会に出てからおよそ50年ほど働くことになるので就職した企業が倒産などの理由で無くなることを恐れています。
ふたつめは「将来も会社の業績は安定しているか?」
就職してみたものの業績悪化のために給与が減少するということは生活がおびやかされることになるので安定した業績の企業を求めているのです。
みっつめは「その会社で働くことで夢が持てるか?」
つらく、苦しい職場で毎日、働きたいと思うひとは誰ひとりとしていないはずです。
やはり夢がもてる、希望がもてるそんな会社で働きたいと思います。
この3つの理由を叶えたことで……それまで新卒採用に困っていた地方の中小企業に国内有数の大学から大学生が殺到した事実を体験しました。
それは、私が経営コンサルタントになる切っ掛けになった企業ですがいままでの「事業」を見直してあらたな「ビジネスモデル」に切り替えたことで実現しました。
このように「ビジネスモデル」を構築することは売り上げが伸びて業績が安定するだけではなく優秀な人材を採用できる結果にも繋がるのです。
このことから何を学べるでしょうか?
人材採用は…中小企業にとって、より深刻で頭の痛い課題になっている。
人材採用は…募集に応募してくるひとたちの表面的な課題だけではなく本質的に求めていることにも注目していく必要がある。
ビジネスモデルは……業績向上に貢献するだけではなく優秀な人材を採用することにも深く関わっている。
*注1 フォーカス:この場合は意識を集中して注目したということ。
*注2 コンピテンシー:仕事や職務におけるすぐれた行動に結びつく個人の特性のこと。


