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ブログ / ビジネスモデルの企業事例

第129話 イナバ物置とマツモト物置で、B’z!

2017年9月13日 執筆:渡邉ひとし

今日のテーマは『なんでもアリは、危険』です。

なぜか? 気になること

毎週水曜日に開催される「経営者の会」の帰り道と隔週日曜日にお世話になっている「整体院」へ行く途中でかならずと言っていいほど見に入るモノがありました。

それはコンパクトな「物置」です。

ただしモノを保管しておく場所ということであれば自宅とは別の場所に2階建ての車庫を所有していて収納スペースとしてはとくに必要はありません。

それなのに、なぜ?

「物置」が目に入るのだろうかと不思議に思っていましたがその納得できる理由がやっと、わかりました。

会社のアピールはセンスが必要

先日、ぐうぜんに目に入った新聞記事を読んでいてじぶんで納得できる理由に気付いたのですがその記事のタイトルは『物置業界、B’z対決』です。

『B’z』の稲葉浩志さんと松本孝弘さんの苗字を物置メーカーの社名と関連づけたツイッター投稿がありその社名が<マツモト物置>と<イナバ物置>だったのです。

残念ながら6月に投稿されたという「生ツイート」は見ていませんがこれはおもしろいと思いました。

前職の広告業界の感覚が少し戻ったような気がしました。

投稿したのは<マツモト物置>という会社でした。

この会社はエクステリア関係の<フジ産業>が立ち上げたブランドですが<フジ産業>は<イナバ物置>の販売代理店で販売実績もトップということもあり自社の<マツモト物置>と得意先である<イナバ物置>を並べて「物置」業界をもっと盛り上げようと思いツイッターで投稿したようです。

しかも<マツモト物置>のキャッチフレーズは“ オドロキ モノオキ マツモト物置 ”おもわず微笑んでしまいました。

自社製品のアピール方法はダジャレっぽいですが商品ラインナップを見るとオシャレな物置が揃っていました。

物置の外装の色もカラフルでとくに三角屋根がお気に入りです。

その一方で<イナバ物置>の商品を見てみるとさすがに大手の会社らしくサイズ、用途、機能などの商品が充実していてフルラインナップという印象を受けました。

なかでもバイクは手放したにかかわらず「バイク保管庫」が欲しくなりました。

冒頭でお話しした「物置」が目に入っていたのは自分にとってのニーズはないけれど仕事柄、気になったのだと思います。

今回の新聞記事のポイントになるのは……【ビジネスモデルの9項目】でいうと「⑹ 販路・販促」になりますがあたらしいブランドやあたらしい企業を世のなかに知ってもらうためには意表をつくような広告手法が常套手段になっていますが◉社名の連呼◉エロ・グロ・ナンセンスという手法を使うことは前職の会社ではタブーでした。

しかし、<マツモト物置>のツイッター投稿やキャッチフレーズはおもわず笑顔になってしまうような広告手法を取り入れています。

このようなセンスであれば「顰蹙(ひんしゅく)を買う」ことはまず、ないと思います。

知名度を上げるために「なんでもアリ」の手法を使うことは避けたほうが賢明でしょう。

やがて、知名度があがり認知度をあげたいときにそれまでに「できたイメージ」を「好感度の高いイメージ」に切り替えるため相当なコストをかけなければいけなくなることがじゅうぶん予測されるからです。

このことから何を学べるでしょうか?

企業は……自社をアピールするときなんでもアリの手法を選択したとするとそのイメージ修正のために思いのほか、コストと時間がかかる。

企業は……「知名度」と「認知度」を明確に理解したうえで広告企画を使い分ける必要がある。

*注1 カスタマー・ファースト:(Customer first)「顧客第一」の考え方をもつこと。

*注2 Amazonエフェクト:Amazonの影響による売り上げの激減で業界のシェアをうばわれ最悪のばあい倒産に至る現象のこと。

渡邉ひとし
渡邉 ひとし株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役/持続型経営コンサルタント

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