今日のテーマは『他人ごとは、自分ごとになる』です。
レコード盤なんて、なつかしい
懐かしいですね。
あのレコード盤が売れています。
前職のとき午前中の「社長会」に参加して午後からの所用を終えて時間を取れそうなときがあれば池袋まで足を伸ばしてレコード盤を漁っていました。
やはり東京はあらゆる外国からの輸入版もおおく地方の名古屋では入手できそうもないレコードがありました。
買い求めるジャンルは「ボサノバ」と「ジャズ」ですがとくに「ボサノバ」が大好きでわたしにとっては癒し系の音楽です。
集めたレコード盤は500枚程度でしたが2009年の独立したときにすべて売却しました。
ただしせっかく集めたわけですし貴重なレコードがおおかったので名古屋のレコード好きに購入してもらいたいという想いで<バナナレコード>などの中古レコード店へ売りました。
そのころの店長とは顔馴染みになってしまいましたがなかなか手に入らない盤ということで高額な値段をつけてもらいました。
そのレコードを購入したひとは池袋まで行く必要はないのでお得に買えたのではないかとひそかに思っていました。
ブームは、いつから起きるかわからない
それにしても去年2016年のレコード生産量が2010年に比べて約8倍にもなっている現象はちょっとオドロキですね。
しかも購入者の大半はシニア世代ではなく、若者がおおくアメリカなどでは35歳以下の購入者が70%だそうです。
この現象は欧米から火がついたようですが懐かしいレコード店を訪れることをうながす記念日である「レコード・ストア・デイ」がはじまり毎年、4月第3曜日には世界のアーティストたちがレコードの限定版などを発売するようになっています。
その影響で中古レコードの価格が2倍以上に値上がりするものあり<パナソニック>はアナログレコードのプレーヤーである高級オーディオ「テクニクス」のターンテーブルを5月に発売しました。
それ以降も「デジタルアンプ」「スピーカーシステム」などの新製品も続々発売。
そればかりではなく住宅にオーディオシステムを組み込むことも考えていて来年の2018年にテスト販売を計画しています。
「Pana Home+Technics」というダブルネームのブランドになりそうですね。
その一方で<ソニー>はというと……<ソニー・ミュージックエンタテインメント>という音楽子会社が約30年ぶりに自社工場で、レコードを生産を再開します。
この7月には『ソニー・ミュージックスタジオ東京』にレコードの原盤を制作するカッティング機材を導入してレコードの音源の収録から本格的に取り組む姿勢のようです。
ところがカッティング機材の扱いからカッティング技術にいたるまで当時のことを知る人材がいないためOBや社外の技術者に協力を求めレコード制作のノウハウやカッティング技術の継承を2年がかりで実現したのです。
しかし、これって今じゃなければできなかったのではないかと思います。
なぜならば当時、50歳の技術者は現在、80歳になっているわけですから数年、取り組みが遅ければノウハウなどの伝承は無理ですね。
それが証拠に……レコードの原盤をつくる「カッティング機材」などもわざわざアメリカへ行って中古の機械を購入して日本まで運んで組み立てたというぐらいですから。
このようなことは他の業界でも起こりうることだと思います。
あなたの会社の商品と今回の「レコード盤の復活劇」と何も繋がらないという受け止めかたをするのではなくご自分の業界や商品などでこのような考えで見直してみたら案外と通用する考え方だったりすることがあります。
ビジネスチャンスという勝機はどこにでも転がっているということをもう一度思い起こしてみてはいかがでしょうか。
このことから何を学べるでしょうか?
他の業界で起きていることは……自分の会社や商品に置き換えて考えてみることでおおきなビジネチャンスにつながる。
*注1 TRI:トヨタ・リサーチ・インスティテュート「顧客第一」の考え方をもつこと。
*注2 Amazonエフェクト:Amazonの影響による売り上げの激減で業界のシェアをうばわれ最悪のばあい倒産に至る現象のこと。


