今日のテーマは『事業の転換が不可欠』です。
ワトソンというスゴ腕の創業者
いまから100年以上前にアメリカで創立された<International Business MachinesCorporation>という会社をあなたはご存知ですか?
<IBM>は1911年に創立されトーマス・J・ワトソン・シニアは1914〜1956年まで社長や会長をつとめて世界的な大企業にまで育て上げた実績があります。
彼は会社の業績を伸ばしただけではなく彼の死後『世界一偉大なセールスマン』と賞賛されほどセールスにすぐれていてその販売手法などを教える『IBMスクール』というセールスマン養成学校を設立しています。
いままでの事業に頼りすぎた
私自身は、個人的に<IBM>との接点はありませんが世界の企業や経済に興味を持つものとして<IBM>の動向にはときおり注目していますし<IBM>が発明した製品
- ATM(現金自動預け払い機)
- ハードディスク
- フロッピーディスク
- バーコードなどは日常的に利用しています。
このように<IBM>はつねに革新を試みているので安定した業績と思っていましたが直近の四半期決算では「21四半期連続」で減収になっていることを知りなにごとが起きているのかと調べてみることにしました。
すると、またまた『Amazonエフェクト(注1)』でした。
いつも革新的な姿勢を持ち続けていると思っていたあの<IBM>がクラウドサービスの事業に出遅れてしまったということです。
<Amazon>のクラウド事業は「Amazon Web Services」と呼ばれていて世界のクラウド市場で30%以上のシェアをもっています。
<IBM>がこれからの主力になる事業として考えているのは
- クラウド
- モバイル
- セキュリティー
- データ解析
- ソーシャルネットワークシステムという5つの事業分野です。
従来の事業であるサーバーなどの「ITサービス」はクラウドを活用することで企業にとっては必要性が薄れ毎年おおきな減収が続いています。
そこで自社でもクラウドサービスの事業をはじめましたがさきほどの記述どおり<Amazon>におおきく先を越されてしまったのです。
いまからおよそ30年前にも同様な危機におちいりましたが1993年にCEOに就任したルイス・ガースナー氏がスピードを優先した経営改革に乗り出して「お客様視点」と「ITサービス主導型」というあらたなビジネスモデルに転換することで危機を脱出しました。
やはり危機を脱出するためにはおおきくビジネスモデルを変えなければダメですね。
現在のCEOであるバージニア・ロメッティ氏は「AI型コンピューター」の『ワトソン』を活用した
- ビッグデータ解析
- クラウド
- セキュリティーなどのビジネスを
これから<IBM>の業績を回復させる「切り札」にしようと考えているようですが「Big Blue(注2)」がV字回復することを見守ります。


