今日のテーマは『企業のパートナーシップ』です。
先日、貸会議室を借りました
先日、名古屋の貸会議室を借りて朝から午後まで打ち合わせをしました。
東京で活躍する現役のアナウンサーのかたとミーティングのため地元の大垣まで足を運んでいただくのも申し訳ない気がしたことも事実です。
どこの貸会議室を借りようかといろいろ当たってみましたがビックリするほど貸会議室が増えていました。
貸会議室の利用者は交通の便利なところがいいので名古屋のばあいは「名古屋駅」と「栄(さかえ)」にどうしても集中しますね。
先日借りた貸会議室はオーストラリアで創業した<サーブコープ>という会社が運営している部屋でしたが外資系のため受付の担当者も英語が堪能で朝から続々と外国人の利用者がそのフロアに訪れていました。
快進撃の狙いは、なにか?
私のまわりにもコワーキングスペース(*注1)を運営している友人が数人いますがあたらしいビルを建設して移転する会社があるということはそれまで利用していたビルの部屋が「空室」になるということになります。
これが「高度経済成長期」であればその「空室」もすぐに埋まるのでしょうがいまどきですとなかなか「空室」の借り手も見つからないと思います。
しかもオフィススペースとなるとある程度の広さがあるのでその「空室」の活用法に頭を痛めていただろうと思います。
そんなときに「起業ブーム」で独立した人や「ノマドワーカー(*注2)」が出現したことで仕事をするのに便利な都会のなかで個人オフィスを借りる人が増えてきました。
まさに「空室」の活用法に困っていたビルのオーナーにとっては救世主の出現になったと思います。
名古屋市で9箇所も貸会議室を運営しているのは貸会議室やイベント会場を運営する<ティーケーピー(TKP)>です。
じつはこの<ティーケーピー>が快進撃を続けていきそうな気配です。
今月9月にはJR名古屋駅西側に199室の簡易宿泊所をオープンさせました。
この建物はもとは大手予備校の河合塾から取得したもので8月までは貸し会議室として運営していました。
そして3月に資本業務提携した<ファーストキャビン>のフランチャイジーとして<ティーケーピー>が運営します。
男性エリアと女性エリアを分け客室の大きさで3タイプありますが4500~6500円という宿泊料金の価格帯なのでカプセルホテルとビジネスホテルの中間にあたる価格帯になりますね。
今年4月には東京の「ベイサイドホテル アジュール竹芝」を<藤田観光>から引き継いでいてこれから3年間でホテル数を10まで増やす計画。
来月の10月にはコワーキング併設型の会議室を広島市に開業しますがこちらは、不動産賃貸仲介の<アパマンショップ>と提携してコワーキングスペースをこれから3年間で10箇所の主要都市に展開する計画。
来年4月には東京の市谷で会議室を併設した「ファーストキャビンTKP市ケ谷」を開業する予定もあります。
このように積極的な攻めの姿勢にはどのような勝算が<ティーケーピー>にあるのか?
それは⑴貸し会議室⑵コンパクトホテル(簡易宿泊所)⑶コワーキングスペースをそれぞれ結びつけることでした。
貸会議室の利用者が簡易宿泊所を使うことで翌日の会議室の利用が見込めコワーキングスペースの利用者が必要に応じて会議室を利用する。
<ティーケーピー>の所有する会議室の数は1838室(9月)。
月間の利用客数はのべ2万社ちかくになっています。
この利用客にコンパクトホテルを営業することはそれほど難しくはないでしょう。
2005年にできた比較的あたらしい会社でありながらお互いに補完しあえる企業と提携などで協力をしながらパートナーシップを発揮してあらたなビジネスの可能性にチャレンジしていく姿はまさにあらたな「ビジネスモデル」の創造へのチャレンジでもあります。
*注1=コワーキングスペース共働ワークスタイルを実現する共用オフィスのスペース。
*注2=ノマドワーカー特定の職場を持たずに移動しながら仕事をするひと。
このことから何を学べるでしょうか?
成長企業は……ふつうの考え方はしない。
「その手があったか!」というアイデアを考えそのアイデアを実現できるパートナー企業を見つける。


