今日のテーマは『過去の常識を打ち破る』です。
ながら族は、器用な人だと思う
音楽を聴きながら仕事をするという「ながら族」。
こういう器用なことがまったくできないタチでそのせいでしょうか?
もう何年も音楽を聴いていません。
時間が空けば……音楽を聴くのではなく録画した映画を見てしまうので余計に音楽を聴くことから遠ざかってしまいました。
サラリーマン時代は四六時中、オフォスで音楽が流れていましたがあの頃はなぜ気にならなかったんだろう?
今から思うととても不思議な気がします。
過去の常識にとらわれない決断
先日は歌手の「安室奈美恵」さんが来年の9月16日をもって芸能界を引退すると発表して新聞やテレビなどマスコミでおおきく報道されていましたが彼女の所属しているレコード会社は<エイベックス>。
かなり影響があるのではないかと思っていましたがその<エイベックス>がいまおおきく変わろうとしています。
昨年、2016年11月に<エイベックス・ベンチャーズ>を100%子会社として設立したことでおおきく変化し始めています。
⑴ヒットを創出するための「人材」⑵エンタテインメントに関連する「テクノロジー」このふたつのキーワードに対して投資をしていくことが目的です。
ひとつ目の「ヒットを創出するための人材」は若手人気バンド『感覚ピエロ』の秋月琢登氏が会社を設立したときに<エイベックス・ベンチャーズ>が出資をしています。
これは大手レコード会社に所属しないでインターネットを利用して活動するアーティストがこれから増えてくることを見越して<エイベックス>の所属アーティストではなくても有望なアーティストを支援して自社の持つ事業につなげていこうとする考え方です。
これは今までの音楽業界を考えると非常識といえるもので自社でアーティストを抱え込んで長期的に契約をすることで長期間にわたって収益をあげていこうとする既存のビジネスモデルをおおきく替えることになります。
ふたつ目の「エンタメ系テクノロジー」は日本マイクロソフトと共同で人工知能を使ったコンサートの観客分析システムを開発したことです。
これはコンサート会場の観客の表情を分析して満足度を数値化するというものでいわゆる「顧客満足度」を高めるために開発しましたがアーティストの人気度の評価測定にも使えるようです。
それだけではなく今年4月にはエンターテイメント系のテクノロジーをもつベンチャーに出資するピッチイベント(注1)「avex Enter-Tech Pitch」を開催して、3社に出資を決めました。
1社目の会社は<Insta VR>です。
北アメリカを中心に事業を展開しヴァーチャルリアリティの制作を短時間・低価格で提供する会社です。
2社目の会社は<cluster>です。
ヴァーチャルリアリティでエンターテイメントのイベントに革命を起こすことを目的としたプラットフォームを運営する会社です。
3社目の会社は<BONX>です。
グループ内で会話できるツールですがボタン操作をしなくても自然に会話ができる装置です。
およそレコード会社とは縁の薄い関係にありそうな企業に資本を投資していくのはなぜでしょうか?
それは音楽CDの販売の減少が続き若者のテレビ離れなどで音楽を販売するビジネスモデルに限界を感じ始めたことでした。
<エイベックス>は
- 著作権管理の音楽出版社
- ライブ開催のライヴ運営会社
- 秋元康氏の劇団の運営会社など
音楽周辺のあらたな事業を展開してきたこともありレコード会社が培ってきた長い歴史のビジネスモデルをおおきく転換させる画期的な施策をつぎつぎと打ち出しているのです。
このような決断のできる会社はこれからの時代にも生き残ることができるはずです。
*注1=ピッチイベントプレゼンテーションの短時間バージョンをイベントとして開催すること
このことから何を学べるでしょうか?
生き残る企業は……既存事業の低迷への危機感を強くもっている。
今までの習慣や慣例を打ち破る決意をすることで次の時代に生き残るためのアイデアや方法が見つかる。


