未来デザインカンパニー ロゴ未来デザインカンパニー持続型経営コンサルティング
ブログ / ビジネスモデルの企業事例

第150話 清水港が、物流の中心になる!

2017年10月4日 執筆:渡邉ひとし

今日のテーマは『ピンチはチャンスに変わる』です。

生まれた土地か? 育った土地か?

『渡邉さんのご出身は?』と聞かれると答えにくいのですが『生まれは、どちらですか?』と聞かれると「静岡県島田市です。」と答えることができます。

「ご出身」の言葉の定義がいつも不明瞭な気がしていて「出身」という言葉は生まれた土地のことを言いますが一般的には「育ったところ」のことを聞かれているように思うからです。

実際に静岡県島田市に住んでいた期間は生まれてから2歳までだと母から聞いていたのでその土地の記憶がほとんどありません。

しかし両親から聞かされていたこともあり「山と海が近くて気候が温暖な住みやすい街」というイメージを持っています。

清水港は、日本の物流拠点になる

その静岡の「みなと(港湾)」がにわかに脚光を浴びています。

今年の夏から<イオン>と<サッポロ>が海上輸送の共同利用を始めました。

静岡県清水港〜大分県大分港の定期船の航路を使い静岡から大分まで<サッポロ>の清涼飲料を運び大分から静岡まで<イオン>のPB飲料を運ぶのです。

これは以前からの現象としてトラック運転手が不足しておりその解消策として船舶や鉄道を使うといういわゆる『モーダルシフト』になります。

『モーダルシフト』はそもそもCO2の排出量削減が目的ですが「トラック運転手の不足」という外部環境の変化によって結果的に環境への貢献もできています。

この航路は、昨年に<川崎近海汽船>が開設しましたが新型船を導入することにより運航時間が短縮されたことで従来の陸上輸送と同じ時間で運ぶことができます。

現在は、「週3往復」ですが来年3月から「週6往復」に増便。

そのうち「1往復」は清水港〜北海道の航路を開拓。

新型船は12m級のトレーラーを110台程度積載できるためそれぞれの港での荷物の積み替えは必要ありません。

<イオン>としては<サッポロ>との取り組みをさらに拡大させるとともに他社との共同輸送であらたな航路の開拓も進めたいと考えているようです。

静岡県富士市には<大和ハウス工業>が大型物流施設を10月から稼働。

複数のテナント企業が利用するマルチテナント型施設としては静岡県で初めての施設になります。

さらに、複数の物流施設を隣接地に建設する計画もあります。

8月には<鈴与>が新東名・新静岡IC近くに大型物流拠点を開設し<清和海運>と<丸総>も新清水ICや清水IC近くに物流拠点を開設しています。

これを受けて、静岡県では清水港のコンテナターミナルを拡充するとともに食関連の生産、加工、物流機能の連携を図るための『ネオ・フード・ロジスティクスパーク構想』という計画を推進しています。

社会や産業のおおきな変化のため静岡県内の従来の産業にかげりが出はじめていましたが陸上輸送のピンチを海上輸送に切り替えることでおおきなチャンスが清水港に訪れてきたのです。

企業の流通経路に影響のおおきい物流の業界で陸上から海上輸送へとシフトしていく動きは今後も続くことが予想されます。

明日のブログは「貨物」の動きではなく「ひと」の動きをお話しします。

このことから何を学べるでしょうか?

企業は……社会や経済などの外部環境におおきく影響されるが一見すると「ピンチ」であっても視点を変えてみたり考え方を変えてみることで「チャンス」変えることができる。

◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ*注1 コワーキングスペース:共働ワークスタイルを実現する共用オフィスのスペース。

*注2 ノマドワーカー:特定の職場を持たずに移動しながら仕事をするひと。

渡邉ひとし
渡邉 ひとし株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役/持続型経営コンサルタント

経営戦略・組織変革・AI活用を、実務と心理の両面から支援しています。中小企業の経営者の方には、訪問またはオンラインで、ご相談をお受けしています(初回は無料)。

✉ ひとことで相談する 私たちについて

無料メルマガ|平日毎日

渡邉ひとしのBusiness view

経営戦略・AI活用・組織変革・ミドルシニアの智慧・事業家の判断軸。平日、毎朝、1本ずつお届けします。配信は、いつでも停止できます。

無料で登録する →
✉ ひとことで相談する