今日のテーマは『視点を変えれば売れ過ぎる』です。
来年は、ランドセルを買います
昨日の夕食のときに妻から言われたことで意識したこと。
「そろそろ〇〇ちゃん(内孫)のランドセルを考えないとね。」
孫が生まれてからそれほど時間が経っていないという気がしていましたが来年になると内孫のランドセルを購入する時期になっていました。
子供がおおきくなるのがはやく感じるのは年齢のせいかもしれませんね。
自分が子供のころに感じた「1年間」の長さが大人になるにつれてすこしずつ短く感じるようになってきて近ごろでは半年の月日が過ぎるのがかなり早く感じるようになりました。
ランドセルのイメージが変わった
ところでランドセルはいつ頃から購入を考えればいいのでしょうか?
子供のランドセルを買った頃から30年以上も経っているためそのときの感覚からおおきく現実はかけ離れていました。
まず、おどろいたことはランドセルの価格です。
<三越伊勢丹 HD>は平均価格が「5万8千円」でした。
なかでも売れ筋商品は「6万円〜8万円」の高級品です。
なぜ高いのかというと小学生のランドセルが「オーダーメイド」だからです。
この「オーダーメイド」におどろいてしまいます。
<エイチツーオーリテイリング>は<オロビアンコ>のオリジナル商品を販売していました。
サラリーマン時代に愛用していたカバンはアメリカ製の<TUMI>とイタリア製の<オロビアンコ>でしたがまさか小学生のランドセルが<オロビアンコ>の商品だとは時代は変わりましたね。
それだけではありません。
なんとスペースシャトルのシート用に開発した衝撃吸収材を使ったランドセルまで登場しています。
しかもそれぞれの売れ行きは好調だというからおどろきです。
いつ頃から高くなったのか?
調べてみると……いまから15年ほど前の2000年を過ぎたころからです。
仕様も変わってきていて当時のランドセルはB5の教科書を入れるサイズ。
それが文部科学省の「学習指導要領」の変更でA4サイズのドリルや資料などが増えてきたためA4サイズに対応するランドセルが徐々に増えてきていることと小学生6年間のあいだにもう一度買い換えることが多かったようですが近ごろでは小学生6年間のあいだを使い続けるようになったこと。
これらのことを考えるとランドセルが高いのもうなずける気がしてきました。
当時のランドセルは1万5千円〜3万円ほどでこれを2回購入すれば3万円〜6万円になるからです。
今年の中国人観光客の「日本で買いたいものランキング」を見てみるとわりと上位である12位が「ランドセル」です。
<三越伊勢丹 HD>の銀座店ではランドセルの売上の30%が訪日外国人ですから日本のランドセルに対する「いいイメージ」があると思います。
「いいイメージ」を持つのはなぜでしょうか?
ひとつは『日本のアニメ』の影響です。
「名探偵コナン」などのアニメの主人公が背負っています。
ふたつ目はアメリカのハリウッド女優やセレブの間でランドセルを着用するようになったこと。
みっつ目は『パリコレ』でモデルが着用しておしゃれアイテムとして定着しはじめたことです。
フランス向けにつくられたランドセルは薄型でオシャレなので個人的に入手できれば購入したいと思っています。
メーカー側もこのトレンドを受けてオーダーメイド型の多品種少量生産に切り替える傾向になっており<イオン>などでは「季節商品」としての扱いから今年から「通年」としての販売に切り替える発表をしました。
しかもランドセル仕様としてだけではなく「手提げ」や「肩掛け」にも使えるトリプル仕様のランドセルまで来年から発売する計画です。
従来の『ランドセル』に対する常識としてのイメージを「オシャレ」や「おひとりさま」という視点で考えることであらたな販路やあらたなお客様が見つかるのです。
あなたの会社の商品も「従来の常識」に囚われていることはありませんか?
このことから何を学べるでしょうか?
あなたの会社の商品は……今までのイメージに囚われていないか?
見直してみましょう。
あなたの会社の常識がほかでは違う常識になるばあいがあるかもしれません。
◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ*注1 コワーキングスペース:共働ワークスタイルを実現する共用オフィスのスペース。
*注2 ノマドワーカー:特定の職場を持たずに移動しながら仕事をするひと。


