第179話のテーマは『常に進化する』です。
暗いイメージが変わった
先月の10月5日に名古屋駅南側の「ささしまライブ24」に「グローバルゲート」の商業エリアがオープンしました。
30~40代の女性や家族連れを主な顧客層に想定していて『グリーンスタイル』のコンセプトで季節の草花などが配置されています。
「ささしまライブ24」は名古屋駅南側の再開発地区になっていてこの「グローバルゲート」がこのエリアの中核施設になります。
元はといえば旧国鉄笹島貨物駅跡地と中川運河船だまり周辺を含む約12.4ヘクタールの地区でした。
この地区は再開発の話しが出てもなかなか開発されなかったため暗いイメージのエリアでした。
<大和ハウス工業>のビジネスモデル
中核施設の「グローバルゲート」はトヨタグループの<豊田通商>や<大和ハウス工業>などによって建設されました。
その<大和ハウス工業>は1947年に奈良市で設立されましたが前職の広告の仕事で担当したときはプレハブ住宅の<ダイワハウス>というイメージの会社でした。
ところが今は建設業界の最大手になっており住宅以外にも商業施設なども手がけかなり事業が広がっていました。
昨日の11月1日に芳井敬一取締役専務執行役員が社長に就任しています。
売上高を2倍にして純利益を7倍にまで引き上げた前社長の大野直竹氏は在任6年半で成し遂げたといいます。
この凄腕の大野氏は「売上優先型の経営」ではなく『顧客優先型の経営』をしていてたとえマンションが売れ筋の時期であってもその土地のオーナーにとって住宅の方がメリットがあれば強引にマンション建設をすすめることはしないと言います。
その土地の価値を有効的に活かせることを提案することで他社との差別化を図っていく考え方をしています。
いつも社員には『明日、あさっての需要を考えろ』と話しているそうですが「目の前のこと」や「足もとばかり」見ている世の中で「目線を先に置くこと」を重視している企業は少ないと思います。
やはり企業というものはトップである社長の経営哲学が企業の運命を分けているのだとあらためて感じました。
<大和ハウス工業>の事業をみると◉分譲住宅◉賃貸住宅◉事業施設(物流施設、複合型ビル)◉商業施設となっていますが「賃貸住宅」「商業施設」「事業施設」の3本柱で営業利益の約8割を稼いでいます。
インターネット通販などで大型物流施設の需要が高まり着工済みの物件を含めると全国で20カ所の物流施設をもちさらに今後も物流施設を増やしていく計画をしています。
千葉県流山市に建設する物流施設は2022年に完成する予定ですが完成すれば国内最規模の延べ床面積の施設になります。
約8000人を雇用しその75%を女性を中心とするパートにする計画で600人を預けられる託児所を併設するといいます。
国内最大になる託児所は<ママスクエア>と提携して運営。
20~30代の主婦にとっては働きやすい施設になると思います。
さらに女性にとって重労働になる作業などは搬送ロボットや装着型ロボットなどを大量に導入することでより女性にとって働きやすい環境にする計画です。
このような働きやすい物流施設を増やすことで人出不足を解消していく考えです。
日本の人口減少社会を受けて海外への進出を加速させていますがなかでもアメリカと東南アジアを重点的に展開していこうとしています。
これは日本の多くの会社が海外進出をしているためで海外出張の日本人のための滞在施設を展開していく狙いです。
このように初期の本業であった「プレハブ住宅」が「物流施設」や「商業施設」などの新たな事業へとシフトしていますがこれからの<大和ハウス工業>のビジネスモデルはどう変わるのか?
前社長大野直竹氏の言葉を借りれば……「いま以上の売上にするには新商品を手掛け新市場を切り開く必要がある」「ビジネスモデルは常に進化させる」<大和ハウス工業>の今後におおいに期待できそうです。
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このことから何を学べるでしょうか?
伸びつづける企業は……現状に満足せずに常に進化することを考えていて果敢にチャレンジしている。
ミッション:会社の目的ビジョン :会社の目標バリュー :会社の行動指針
◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源
現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる
今日という日は未来のスタート地点である*注1 O2O:(オンライン・ツー・オフライン)インターネットなどのオンラインからリアル店舗のオフラインへお客さまを呼び込む手法のこと。
*注2 ストックオプション:「株式購入権」あらかじめ決められた価格で


