第184話のテーマは『苦悩からの脱出』です。
(*ブログ投稿:月〜土曜)
ものづくり王国「愛知県」
愛知県は「ものづくり王国」「ものづくり県」などと呼ばれることがありますが確かに大企業から中小企業まで製造業がしっかりと根を張っています。
いろいろな企業を訪問しましたが名古屋駅から近い場所にある「ビーバーエアコン」の工場へ広告の仕事で訪れていました。
その企業というのはご存知の<三菱重工業>です。
現在は家庭向けのエアコンではなく多くは業務用へシフトしていますがアジアでは家庭用エアコンが好調に売れていて今年1月にはタイで新工場を建設することが発表されました。
<三菱重工業>のビジネスモデル
<三菱重工業>は明治政府より<長崎造船所>の払い下げを受けたときからはじまります。
三菱財閥の二代目である岩崎弥之助が創業。
四代目の岩崎小彌太が<三菱造船>と<三菱航空機>を合併させて<三菱重工業>を創設。
いまでは
- <三菱重工業>
- <三菱東京UFJ銀行>
- <三菱商事>が三菱グループの御三家です。
500余りの製品を扱うことから「機械のデパート」とも呼ばれますがその<三菱重工業>がおおきな改革のなかで必死にもがいているようです。
2013年に就任した宮永俊一社長は改革路線を推進していますが「陸・海・空」でトラブルを抱えることになりました。
「陸」は<三菱自動車>の燃費不正でしたがすでに<三菱自動車>は<日産自動車>の傘下に入りました。
「海」はアメリカのクルーズ会社から受注した大型客船2隻の建造遅れで2500億円を超す損失を計上しています。
「空」は5度の納入延期で開発費が膨らんでいる国産ジェット旅客機の「MRJ」です。
いまは2020年に初号機の納入を目指していますが相次ぐ納入の延期でお客様からの信頼も失墜しました。
しかし「宇宙」に関しては今年10月に衛星「みちびき」4号機を搭載した「H2A」の打ち上げに成功して<三菱重工業>のブランドは面目躍如となったかもしれません。
今年8月には試験車両の開発をしていたリニア中央新幹線の車両の開発・製造から撤退することを発表しました。
今年3月には横浜市の「みなとみらい」の自社ビルと土地を売却しました。
来年の2018年1月には造船事業を手がける完全子会社2社をたちあげて祖業である「長崎造船所」を分離させる計画のようです。
これらの施策は事業の「選択と集中」を加速させているためです。
さらに今年4月には4つの事業部門を◉「パワー」◉「インダストリー&環境・社会システム」◉「航空・防衛・宇宙」の3つに集約しました。
これは「ドメイン(事業領域)」といわれ「事業の再定義」をしています。
来年の交代をささやかれている宮永俊一社長ですがどこまで『改革路線』をやりきることができるか?
これから<三菱重工業>のビジネスモデルを構築できることを期待しています。
このことから何を学べるでしょうか?
改革しようとする会社は……おおきな痛みを伴いおおきな反対を受ける。
経営トップによる並々ならぬ決意と覚悟で乗り切ることが肝要である。
◉Amebaブログ:◉Ameba0wnd:◉Facebook:◉Facebook頁:ミッション:会社の目的ビジョン :会社の目標バリュー :会社の行動指針
◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源
現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる
今日という日は未来のスタート地点である*注1 O2O:(オンライン・ツー・オフライン)インターネットなどのオンラインからリアル店舗のオフラインへお客さまを呼び込む手法のこと。
*注2 ストックオプション:「株式購入権」あらかじめ決められた価格で


