第286話のテーマは『AbemaTVの育成がカギ』です。
Amebaブログで毎日投稿
創業者の藤田晋氏はマスコミにも時々登場するためイケメン実業家としても知られていますが女優の奥菜恵さんと結婚したときもとても話題にのぼりました。
また<ライブドア>の堀江貴文氏や<楽天>の三木谷浩史氏と同時期に起業していることもあり何かと比較されることもあるようです。
1998年3月にインターネット関連の企画営業を事業主体として創業しました。
2000年3月に東証マザーズ市場に上場しました。
2004年9月に「アメーバブログ(通称: アメブロ)」のサービスを開始しました。
私のブログは著名人ブログの「アメブロ」でも毎日投稿しています。
<サイバーエージェント>のビジネスモデル
2017年1月よりインターネットテレビ局である「Abema(アベマ)TV」の中途採用向けサイトを開きました。
「Abema TV」は2016年4月に開始していますが編成やニュース番組の企画・制作などの採用を専用サイトを開設することでさらに強化して事業拡大に備える狙いです。
しかしこの時点では黒字化のメドとするWAU(1週間あたりの視聴者数)が1000万人なのに対して現状は300万人と3分の1以下で視聴者が伸び悩みが懸念されます。
同じく2017年1月には気候やSNSの投稿などに応じて広告を変えられるサービスをデジタルサイネージ向けに始めました。
天候や気温やSNSの投稿数などに合わせて適切な広告を表示できるため消費者の興味をひきやすくする狙いです。
2017年4月に<リクルートホールディングス>の子会社で無料情報誌「R25」を運営してきた<メディア・シェイカーズ>を買収すると発表しました。
コンテンツ制作のノウハウを生かして主力のメディア事業の拡大を目指します。
子会社の<CyberZ>は音楽イベントなどを手がける<エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ>と2017年5~6月に開催するコンピューターゲームの対戦競技である「eスポーツ」事業で協業しました。
<エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ>のイベント制作ノウハウを生かします。
2017年6月に<リクルートホールディングス>と従業員のコンディション変化を発見する企業向けサービスの新会社を共同出資で設立すると発表しました。
人手不足が深刻化するなかで企業が抱える人材面の課題解決に商機があると考えています。
同じく2017年6月に企業や商品・サービスのイメージを損なう可能性のあるインターネット媒体に広告が掲載されていないかを人手で監視するサービスを始めるため「ブランドセキュリティセンター」の監視部門を設置しました。
広告主とネット媒体を運営するメディアの条件が合致すると掲載につながりますが広告主にとって相応しくない媒体に掲載されるケースが発生するため10人体制で常時監視します。
広告主のブランド価値を保護するサービスとして期待されています。
2017年6月に総額30億円の投資ファンドを設立してアニメの製作委員会に特化して投資します。
アニメをネット上で配信する権利やゲーム化する権利などを取得する狙いです。
アニメコンテンツの充実で自社のメディア事業やゲーム事業の拡大につなげます。
2017年8月にプロサッカーの本田圭佑選手が持つ個人ファンドから出資を受けました。
<サイバーエージェント・クラウドファンディング>の「Makuake(マクアケ)」というクラウドファンディングサービスに対して「KSK Angel Fund」という本田圭佑氏の個人ファンドが出資しました。
本田選手が持つ様々な業界とのビジネス上のつながりや人脈を生かしてサービスを拡大する狙いです。
さらに<北海道銀行>や<日本政策金融公庫>と連携して金融機関による融資が難しい起業家や中小企業などを紹介してもらい資金調達にクラウドファンディングを1件あたり最低100万円程度の調達額を目標にして利用してもらう考えです。
2017年9月にはプロレス興行の<DDTプロレスリング>の全株式を取得し子会社化しました。
「AbemaTV」で格闘技を配信していてコンテンツ制作などで連携していく考えです。
2017年10月に仮想通貨取引事業の子会社を設立したと発表しました。
仮想通貨交換業者への登録を進めて仮想通貨取引所の運営を始めます。
新会社の名前は<サイバーエージェントビットコイン>です。
2017年12月にポイントサイト運営の<セレス>に約7億円を出資しました。
<セレス>は仮想通貨事業を強化していてそのノウハウを活用して同事業を拡大します。
2018年2月からインターネット上でゲームのようにプログラミングが学べる小学生向けの教材を提供しています。
2020年に小学生のプログラミング教育が必修になるのを見据えて個人以外に小学校などの利用も見込んでいます。
2018年4月に「ニコニコ超会議」で藤田社長は「誰もがネットで番組を見る時代は避けられない」と語りました。
<テレビ朝日>と「AbemaTV」を共同で運営してますが「両社の社内で一枚岩と書かれたポスターを貼っている」とネットと放送の融合を示すエピソードとして藤田社長は語っています。
「AbemaTV」を将来の「収益の柱」と位置付けているため「AbemaTV」を事業として育成して新たなビジネスモデルを描くことが<サイバーエージェント>の喫緊の課題になっています。
(次回ブログ=7月13日金曜日投稿です)『ビジネスモデル虎の巻』は8月出版!
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経営者の方が自社のビジネスモデルをチェックできる本になっています。
(出版ブログ=火曜・木曜の投稿です)
このことから何を学べるでしょうか?
将来の事業の柱にする新規事業を立ち上げた企業は……その新規事業を育成するため事業の柱となるまでヒト、モノ、カネの投資を続けていくことになる。
その投資をやめた段階でそれまでの投資は無駄になるため早期に事業育成する必要がある。


