これから日本は少子高齢化が進み人口の減少化も加速していきます。
従来の顧客層だけのビジネスでは顧客の絶対数は減少するばかりです。
『顧客』が減少し続ければ売上の減少が止まらないことは明白です。
将来に向けても通用する新たなビジネスモデルを構築することがあなたの会社(事業)にとって最重要課題になります。
今日のメルマガの企業事例は<タカラトミー>です。
大企業の企業事例を読んで変化する経営環境を読み取っていただきぜひ自社の事業に照らし合わせながら新たな取り組みに生かしてください。
企業事例[第360話]のタイトルは『コラボレーションの次に狙うこと』<トミー>と<タカラ>が合併しました1924年2月に<富山玩具製作所>を創設しました。
1952年3月に合資会社<三陽玩具製作所>に社名を変更しました。
1953年1月に<三陽工業>株式会社に社名を変更しました。
1955年9月に有限会社<佐藤ビニール工業所>を設立しました。
1960年7月に<佐藤ビニール工業所>の社名を<宝ビニール工業所>に変更しました。
1961年2月に<宝ビニール工業所>の社名を<タカラビニール工業所>に変更しました。
1963年3月に<三陽工業>を<トミー工業>に<富山商事>を<トミー>に社名を変更しました。
1966年11月に<タカラビニール工業所>を株式会社<タカラ>に社名を変更しました。
2006年3月に<トミー>が<タカラ>を合併して株式会社<タカラトミー>が発足しました。
2009年1月に<ユージン><ハートランド><すばる堂><ユーメイト>の4社が合併して<タカラトミーアーツ>へ社名を変更しました。
2014年1月に子会社の<タツノコプロ>の株式を<日本テレビ放送網>に譲渡しました。
2015年6月にハロルド・ジョージ・メイ氏が第2代社長に就任しました。
<タカラトミー>のビジネスモデル2018年4月にサッカー対戦ができるロボット玩具を発売すると発表しました。
これは6月に開催されるサッカーW杯ロシア大会を前に自宅でもサッカー対戦が楽しめるようにと1対1から11人での対戦もできコントローラーで操作して2種類のシュートが打てる玩具です。
2018年6月に<タカラトミー>の前社長であるハロルド・メイ氏がプロレス団体の<新日本プロレスリング>の社長に就任しました。
ハロルド・メイ氏は2015年6月に<タカラトミー>の代表取締役社長兼CEOに就任しましたが『2018年3月期』の営業利益を8年ぶりに最高益に更新させ入社当時の約4倍にまで伸ばしました。
2018年6月に2018年に発売する優れた玩具を表彰する『日本おもちゃ大賞』を受賞しました。
『日本おもちゃ大賞』は7部門ありますが『イノベイティブ・トイ部門』で大賞に選ばれました。
スマートスピーカーから着想を得た『おせっかいなスマート貯金箱』が部門大賞を受賞しました。
2018年8月に高知県は<タカラトミー>などと組む『平成の海援隊』を発表しました。
<タカラトミー>など民間企業5社と組み観光誘客や地域活性化を目指すプロジェクトになります。
2018年11月に人気キャラクター『ぐでたま』をデザインした鉄道玩具『プラレール』を発売しました。
『ぐでたま』は卵をあしらった<サンリオ>のシリーズですが『ぐでたま』5周年を記念してコラボした『ぐでたまスマイルトレイン』を<タカラトミー>が商品化しました。
2018年12月に<カシオ計算機>と組みコラボ商品を発売しました。
変形ロボット『トランスフォーマー』と<カシオ計算機>の腕時計「Gショック」が合体したコラボ商品です。
<タカラトミー>の公式ネット通販や<カシオ計算機>の一部直営店などで販売します。
2019年1月にネットスーパーの配送車を再現したミニカー『トミカ』を発売しました。
商品名『ネットスーパー配送車』は全国の玩具取り扱いのある<イトーヨーカドー>とネット通販サイト『オムニ7』で数量限定で売り出します。
同じく2019年1月に『リカちゃん』と『ハローキティ』をコラボした玩具を発売しました。
<タカラトミー>の『リカちゃん』と<サンリオ>の『ハローキティ』をコラボレーションした店舗や着せ替え人形などままごと用玩具の3商品になります。
2019年に『ハローキティ』が誕生45周年を迎えることを記念した限定商品のコラボ企画になります。
2019年2月に発表した『2018年4~12月期』の連結決算は純利益が前期比6%増の最高となりました。
定番商品『リカちゃん』やカードゲーム『デュエル・マスターズ』の国内販売が伸びたうえ玩具『ベイブレードバースト』が海外での販売が好調でした。
2019年3月に<タカラトミー>創業者の佐藤安太氏が94歳で老衰のため死去しました。
『リカちゃん』人形や『人生ゲーム』『チョロQ』などの数々のヒット作を世に出しました。
同じく2019年3月に『ポケモンパッド・ピカッとアカデミー』タブレット型の知育玩具を発売しました。
2020年度に小学校で必修となるプログラミングが体験できるほか音声判定機能付きのマイクで英語の発音練習ができます。
2019年6月に新元号『令和』時代に向けて『人生ゲーム+令和版』を発売しました。
価値観の多様化を反映した盤ゲームで人生ゲームの重要アイテムだった『紙幣』を廃止しました。
『人生の価値はお金だけではない』SNS(交流サイト)で影響力を持つインフルエンサーになりきりフォロワーの獲得数を競い合います。
「皆が一直線にお金持ちを目指す社会ではなくなっている」「SNSに象徴される自分を認められたい思いに注目した」と開発意図を表明しています。
2019年9月に音を使った遊びができるペット玩具『Rizmo(リズモ)』を発売しました。
転がしたり振ったりするとメロディーや楽器の音を出しリズモが合図を出したタイミングで声や音をかけると進化し見た目やできることが変わります。
何が起こるか分からない『サプライズトイ』で需要をつかみ30以上の国と地域で展開し全世界で年間100万個の販売を目指します。
北米事業が売上高全体に占める比率は『2018年3月期』は13%でしたが『2021年3月期』をメドに北米事業が売上高全体に占める比率を20%弱に引き上げる方針です。
生産委託先の一部を中国からベトナムに移して人件費などのコストを抑制するなど収益性も上向いています。
北米事業は『2017年3月期』から営業黒字に転換していますが日本国内における『おもちゃの市場』規模はこの数年8000億円程度で横ばいが続いています。
今後ますます少子化が進むなかでは子供対象の商品だけではなく大人や高齢者対象の商品開発や海外での販売を伸ばすなどの新たなビジネスモデルの構築が成長を持続させるためには必要不可欠になります。
今日の事例で何を学べるでしょうか?
少子化の影響を受ける会社は……国内の子供以外の年齢層に向けて新たな商品を開発するとともに海外の市場に対応した新たな商品を開発するなど新たなビジネスモデルの構築が必要不可欠になる。


