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ブログ / ビジネスモデルの企業事例

第60話 あっちのお店が安い、こっちのお店が安い!

2017年7月6日 執筆:渡邉ひとし

『ビール党にとっては、少し厳しかった値あげ。

あれから1ヶ月ですが、やはり影響がでたようです。』

値上げ……あなたが経営者だったら、どうしますか?

ローソンで、ビールの売り上げがのびた!

6月のビールの売り上げはローソンが、前年比7%増(*注❶)だった。

想定内の結果……といえるかもしれません。

なぜかというとコンビニエンスストアはもともと、値引き販売をしていなかったからです。

価格の変化は

  • アサヒビール「スーパードライ」9.4%値上がり
  • キリンビール「一番搾り」 9.6%値上がり
  • サッポロビール「黒ラベル」 8.9%値上がり
  • 発泡酒 8%前後上がり
  • 第三のビール 8%前後上がり(*注❶)などなど。

コンビニにとっては、今回の規制(酒税法改正)が売り上げ増の結果に結びついたことになります。

スーパーは、これからどうするのか?

では、スーパーのビールの売上がどうなったかというと……首都圏の大手食品スーパーではビールの売り上げが前年比11%減(*注❶)になったそうです。

ただしイオンは、主力スーパーで価格を据え置いたため6月のビール販売額は、ほぼ横ばい。

セブンイレブンジャパンもほぼ横ばい。

この1ヶ月の現状ではコンビニに軍配があがったようです。

今回の酒税法改正は「お酒の安売り規制法」とも呼べる内容。

経営が難しくなっている「中小の酒類小売店」を守るための規制法という見方もあるようです。

それでは、スーパーはこのまま手を打たないのでしょうか?

そんなことは考え難いと思います。

かならず何らかのアイデアを生みだして対抗策を打ってきます。

そもそも「総販売原価を下回る価格」が違反対象ですが現状では、明確な定義が無いようでスーパーは、しばらく様子をみていると思われるからです。

*注❶ データ資料数字は、すべて、日経新聞より引用。

このことから、わたしたちは何を学べるでしょうか?

わたしたち(2代目社長)が学べることは……安売り商売は……競合する会社と「価格競争」になるので資金が豊富な会社しか生き残れません。

しかも、その場合…安さだけで買いに来るお客様はすこしでも「安いお店」が現れればそのお店へ買いにいくことになります。

したがって…他店よりも安く売ることで集客する「安売り商法」はお得意様(リピート客)を確保することができません。

つまり…安定した、お客様を確保するためには「価格(かかく)競争」ではなく「価値(かち)競争」をすることが不可欠になります。

他店にまさる「価値」を生みだすことで『稼ぐ力のビジネスモデル』ができるのです。

経営に「近道」はありません。

経営の「本質」を見つめ経営の「王道」を歩んでいきましょう!

そのためには良き相談相手を見つけることがもっとも重要です。

渡邉ひとし
渡邉 ひとし株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役/持続型経営コンサルタント

経営戦略・組織変革・AI活用を、実務と心理の両面から支援しています。中小企業の経営者の方には、訪問またはオンラインで、ご相談をお受けしています(初回は無料)。

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