日本最大手の広告代理店 電通の専属プロダクションに営業職として入社し、３年後に辞表を出すも、二人の上司に引き止められて思いとどまりました。再び３年後に、同じ企業グループで別会社が立ち上がり、別会社への転属に手を上げます。　　　その転属により「係長」の肩書きは無くなり、営業担当一人からのスタートとなりました。２７歳で結婚し、その年に運命の師と出会います。あらゆる業種の上場企業から依頼される広告企画を、実戦のマーケティングの視点から構築することを、失敗を重ねがら徹底的に学び、「実戦的なマーケティング」を会得しました。３４歳の時、二人目の師に出会います。常に、お客様のことを第一に考える「お客様視点の思考」を企画の段階から取り入れることを学びます。この体験により、成功している会社経営の秘訣は「お客様視点の思考」と「実戦的なマーケティング」にあると確信しました。
　営業のノウハウ、広告企画、日々の仕事でのマーケティング、ゴルフや野球、テニス、酒席など、様々な場面での学びを通じて「人の喜びとは何か？」を自問自答し続け、東洋哲学に出会いました。独学で東洋哲学を学ぶ中で、「人に喜びを与え、希望が持てるようにしたい」気持ちが強くなります。３８歳で営業部長、４０歳で執行取締役に就任し、その後、名古屋事業所の参謀役となりましたが、「ナンバー２」が自分の天職であると気付きました。

東京８社、名古屋２社のグループ会社の取締役全員で、合宿による「コーチング研修」を受けることになりコーチングと出会いました。傾聴と適切な問いを繰り返すことで、「人の本質を導き出す」体験をし、人の「真の願い」を引き出すことで、本来の目標を達成させるできるのを実感します。3年後、創業者の求めに応じ、在籍していた事業所をグループ内で独立させ、代表取締役社長に就任しました。これまで１０年間、売上と社員数が横ばい状態でしたが、全社員の自主的な働きで、売上と社員数を３年で１５０％にまで伸ばしました。
　ところが、元上司の嫉妬などによる画策もあり、社長退任を余儀なくされます。やもう得ずして独立し、広告会社を設立しました。きっかけは忘れましたが、経営者や個人事業主の方から経営の相談をよく受けるようになります。相談内容や会話のポイントをホワイトボードに書きながら、問題を分析し、課題をわかりやすく説明し、解決に導いていけるようになりました。何より、本業よりも達成感と充足感（ドーパミン）が半端ありませんでした。

多くの経営者の方と広告の仕事でお会いする際、広告の打合せをしていると、「広告会社というより経営コンサルタントのようですね」と評されることが増えるようになります。『広告では経営者の悩みを解消できない』と気付き、経営コンサルタントになるべく、経営コンサルタント養成塾に入塾します。その後、日本を代表するコンセプトクリエイター小山龍介氏からビジネスモデルの構築法を体系的に学び、その後の著書『ビジネスモデル虎の巻！』の出版に繋がります。
広告業からコンサルティング業へと業態を転換し、会社を＜未来デザインカンパニー＞へと改名し、経営者と個人事業主を対象としたコーチング型のコンサルティング会社を設立しました。この時に誓ったのが、経営者や個人事業主の方の「本質（真の願い）」を実現し、「持続型健全経営」への転換を目指すため、全身全霊で取り組む姿勢を貫くことです。企業や経営者団体などに、数多くのセミナー活動を行ってきました。創業者や後継経営者の「想い（真の願い）を叶えたい」という意志を強め、経営者の心から信頼できる相手となり、答えが出るまで寄り添う、との姿勢を信条としています。経営のブレない軸を決め、事業の再構築や新規事業の開発、マーケティングの導入やビジネスモデルの構築、組織改革、コミュニケーションの活性化、リーダー教育や社員の育成など、「社長の想いを叶える」企業変革コンサルタントとして自負しています。