【AI 経営の実践ガイド】

第8話【AI 経営の実践ガイド】
『AI用語が
わからない経営者は判断を誤る』
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必須用語7つで
会議の停滞を解消する方法
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いつもお読みいただき有難うございます。
組織変革コンサルタント
経営戦略コンサルタント
の渡邉ひとしです。
会議でAI用語が飛び交うたびに
議論が止まっていませんか。
「LLMで効率化を」
と社員が提案しても
その意味を正確に理解できない。
「生成AIを活用した」
と取引先が説明しても
従来のAIとの違いがわからない。
経営判断に必要な
共通言語が欠けています。
用語の理解は
単なる知識の問題ではありません。
投資判断を誤り
数百万円の損失に繋がる経営課題です。
なぜなら
言葉の定義が曖昧だと組織全体が
誤った方向に進むからです。
今回は
経営者が押さえるべき
AI用語を7つに絞り
各用語の
経営上の意味を明確にします。
技術的な詳細ではなく
投資判断の基準となる
実践的な知識に焦点を当てます。
業者の提案を鵜呑みにせず
自社に最適な選択が
できるようになります。
*写真はイメージです
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経営判断を左右する必須AI用語7選
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まずAI(人工知能)という
言葉自体が曖昧すぎます。
人間の知的振る舞いを模倣する
技術全般を指す概念であり
特定の製品名ではありません。
「AIを導入したい」という指示は
「車が欲しい」と言うのと同じです。
軽トラックなのか
高級セダンなのか
目的を明確にする必要があります。
次に生成AI は文章や画像など
新しいコンテンツを生み出すAIです。
従来のAIが
分類や予測を主としたのに対し
生成AIは創造を担います。
営業提案書の草案作成や
広告コピー作成など
ゼロから何かを作る業務に活用できます。
LLM(大規模言語モデル)は
生成AIの中核となるエンジンです。
ChatGPTなどのサービス名と
LLMというエンジンは別物です。
エンジンにはGPT-4やClaudeなど
様々な種類があり
それぞれ得意分野やコスト差があります。
ChatGPTはOpenAI社が提供する
具体的なサービス名です。
まず経営者自身が
これに触れるべきです。
月額数千円で
世界最先端のAIを試せるのに
使わない選択肢はありません。
プロンプトはAIへの指示文です。
AIの成果は
性能以上に指示の質で決まります。
経営者の質問力や
的確な指示出しのスキルが
成果を10倍にも100倍にもします。
機械学習は
AIにデータを学習させる手法です。
良質なデータが企業の資産になります。
・顧客台帳
・過去の日報
・議事録
などがAIの教科書になり得ます。
RPAは定型作業を自動化する
ロボット技術です。
判断を伴わない単純作業はRPA
判断や創造が伴う業務は生成AI
という使い分けが重要です。
卸売業のA社では
FAX注文書をExcelに転記する業務を
効率化しようとしました。
「今はAIだ」と社長は考え
高額なAI-OCRと生成AIの
連携システムを導入しました。
しかし
これは致命的な投資ミスでした。
この業務は判断を
必要としない定型作業であり
必要なのは
生成AIではなくRPAでした。
RPAであれば既存のPC内で
安価に自動化できたはずです。
生成AIは新しい文章や
アイデアを生み出す仕組みであり
単純な転記作業には
不向きで高コストです。
用語の違いを理解していれば
投資先と金額は
全く変わっていたはずです。
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用語の誤解が招く
3つの経営失敗パターン
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AI用語の理解不足は具体的に
3つの失敗パターンを生みます。
第一に
業者の言いなりになるリスクです。
「最新のAIです」
と言われても反論できず
自社の課題に不必要な高額システムを
導入してしまいます。
これはAIではなく
コストを導入したに過ぎません。
第二に
社員への的外れな指示です。
経営者が
AIの可能性を誤解していると
「AIに任せておけばいい」
という丸投げになります。
現場は疲弊しAI反対派を生むだけです。
第三に
戦略的な投資判断の誤りです。
自社の課題解決に
必要な技術を見誤り
数千万円単位の
機会損失を生むケースです。
製造業B社の社長は
AIは何でもできる魔法の箱
と捉えていました。
「AIで競合分析を自動化したい」
と営業部長から提案があり
二つ返事で承認しました。
しかし
両者の認識は全く異なっていました。
社長は
SF映画のような万能知能を想像し
部長は
特定のSaaSを指していました。
その結果
高額な分析ツールを導入したものの
B社の古いデータ形式に
非対応でした。
データ整備に
膨大な追加コストが発生し
現場は疲弊します。
結局
そのツールは使われなくなりました。
もし社長が
「それは生成AIか 機械学習か」
と確認していれば
この数百万円のミスマッチは
防げたはずです。
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今日のまとめ
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経営者が押さえるべきAI用語を
7つに絞って解説しました。
重要なのは
その用語が判断や創造を伴う仕組みか
定型作業を自動化する仕組みかを
見抜く視点です。
LLMとChatGPTの違いがわかれば
業者の提案を鵜呑みにしません。
プロンプトの重要性がわかれば
AIの成果は指示の質で決まる
と理解できます。
用語の理解は
AI導入の失敗リスクを
最小限に抑える防衛策です。
完璧な理解を待つより
まずは使ってみる姿勢が大切です。
ChatGPTに触れ
わからない点は臆せず質問する。
その実践する姿勢こそが
AI時代のリーダーに必要な資質なのです。
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次回の予告
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10月28日火曜日の予定です。
次回は…第9話
『自社に最適なAIツールの選び方」
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無意識の防衛機制により
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脳科学的にも自己認知には限界があり
感情や習慣に支配された判断を
客観的に見直すことは困難です。
経営コンサルタントは
外部の視点から構造的に現状を分析し
経営者ご本人では
見落としがちな課題を可視化します。
だからこそ
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岐阜県公認 /コミュニティ診断士
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<令和2年度迄>
中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師
<令和元年度迄>
愛知産業大学 経営学部経営学科
造形学部デザイン学科・建築学科 非常勤講師
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<著書>
『ビジネスモデル虎の巻!』 (2019年)
『我が師と人生の軌跡(仮)』(2026年)
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