【シン組織変革の教科書】

第14話【シン組織変革の教科書】
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組織変革の方法論に騙されるな
中小企業が陥りがちな「手法選び」の罠
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いつもお読みいただき有難うございます。
組織変革コンサルタント
(社員の意識と行動が変わる)
経営戦略コンサルタント
(社長の夢を実現する伴走者)
の渡邉ひとしです。
「うちの会社も変革が必要だ」
と感じている経営者は多いでしょう。
売上停滞や人材不足
業務効率の悪化など課題は山積みです。
そんな時
コンサルタントや書籍が推奨する
『組織変革の方法論』に
飛びつきたくなる気持ちは理解できます。
しかし現実は厳しいです。
製造業A社は
有名なコッター理論を導入しましたが
半年後にプロジェクトが頓挫しました。
サービス業B社は
マッキンゼー7Sで分析を重ねた結果
分析疲れで現場が嫌気を差しました。
問題の根本は多くの経営者が
「正しい方法論を選べば変革が成功する」
と考えている点にあります。
これは大きな誤解です。
方法論は所詮
道具に過ぎません。
道具の選択よりも
使う人の覚悟と環境整備が重要なのです。
*写真はイメージです
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代表的な組織変革手法の現実
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1)コッター8段階モデル
段階的進行の落とし穴
コッター理論は確かに
論理的で分かりやすいです。
危機感の共有から始まり
ビジョン策定
短期成果の創出へと段階的に進めます。
しかし中小企業には
致命的な欠陥があります。
まず時間がかかりすぎます。
各段階を丁寧に進めると
成果が見えるまで
1年以上かかるケースが多いです。
中小企業の経営陣は
「来月の売上」
「今期の利益」
に追われており
長期的な取り組みに対する
忍耐力が限られています。
次に8段階すべてを実行する
人的リソースが不足しています。
大企業なら専任チームを編成できますが
中小企業では通常業務をこなしながらの
片手間作業になりがちです。
結果として
どの段階も中途半端に終わります。
さらに
理論通りに進まない現実があります。
第3段階で
「変革推進チーム」を作っても
実際は社長の一存で
方向転換するケースが頻発します。
第6段階の「短期成果」も
外部要因(景気変動、競合参入など)
で簡単に吹き飛びます。
2)その他手法の限界と中小企業での実情
『ADKAR モデル』は
個人の変化に焦点を当てますが
一人ひとりの認知から能力開発まで
丁寧に進めていては
競合に先を越されます。
『マッキンゼー7S』は
包括的な分析が可能ですが
分析に時間を費やしている間に
市場環境が変わってしまいます。
『リーン変革』は
現場主導の改善を重視しますが
全社的な方向性が示されなければ
部分最適に陥ります。
各部署がバラバラに改善活動を行い
全体としての効果は限定的です。
システム思考は
根本的な課題解決を目指しますが
因果関係の分析に専門知識が必要で
現場レベルでの理解と実行が困難です。
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中小企業が本当に考えるべきアプローチ
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1)方法論選択より優先すべき3つの要素
*第一に経営陣の本気度です。
「変革が必要だ」
と口では言いながら実際には
現状維持を望んでいる経営者が多いです。
組織変革には痛みが伴います。
・一時的な業績悪化
・従業員の反発
・取引先からの苦情
など覚悟が必要な場面が必ず訪れます。
*第二に現場の変革余力です。
日々の業務に追われている従業員に
さらに変革活動を求めるのは
現実的ではありません。
変革を進めるなら
まず業務負荷の軽減や
人員配置の見直しが先決です。
*第三に目的と範囲の明確化です。
何となく変革が必要という
曖昧な認識では失敗します。
売上向上なのか
コスト削減なのか
人材定着なのか。
目的を絞り込み
変革の範囲を限定することが重要です。
2)実践的な進め方
理想論ではなく
現実的なアプローチを提案します。
まず小さな範囲で
確実な成果を狙います。
全社の組織変革ではなく
一部署または特定業務に絞って
改善を図ります。
成功体験を積み重ねる過程で
組織全体の変革意欲を高めます。
次に
外部の客観的な視点を活用します。
社内だけでは見えない課題や
改善点があります。
業界団体の勉強会や他社見学など
低コストでの情報収集から始めます。
最後に
変革の進捗を定期的に検証します。
3ヶ月ごとに成果を測定し
期待した効果が出ていなければ
方向転換を検討します。
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今日のまとめ
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『組織変革の方法論』は
確かに参考になりますが
万能薬ではありません。
中小企業には中小企業なりの
制約と特性があります。
大企業向けの理論を
そのまま適用しても
リソース不足と時間制約で
失敗するケースが大半です。
重要なのは
自社の実力と環境を冷静に分析し
身の丈に合ったアプローチを選択します。
華やかな変革ストーリーに憧れるのではなく
地道で確実な改善を積み重ねる姿勢が
結果的に大きな変化を生み出します。
あなたの会社で
本当に変革が必要な領域は何でしょうか。
方法論の選択に時間をかけるより
まず一歩踏み出す実践から始めてください。
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次回の予告
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*次回の発行は
8月29日金曜日の予定です。
次回は…
『第15回
組織変革研修で失敗する会社の共通点
従業員教育の現実的な進め方』
様々な組織変革アプローチの特徴と
適用場面について詳しく解説します。
次回もどうぞ宜しくお願いいたします。
https://mirai-design-company.co.jp/sin-kyokasho250822
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<令和2年度迄>
中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師
<令和元年度迄>
愛知産業大学 経営学部経営学科
造形学部デザイン学科・建築学科 非常勤講師
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<著書>
『ビジネスモデル虎の巻!』
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