〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1(大垣駅より徒歩10分・駐車場あり)

お気軽に、お問い合わせフォーム

【AI 経営の実践ガイド】

第11話【AI 経営の実践ガイド】

 

*AI導入の落とし穴

=============================

経営者の期待と現場の疲弊を防ぐ

実践的な運用方法

=============================

 

いつもお読みいただき有難うございます。

 

組織変革コンサルタント

経営戦略コンサルタント

の渡邉ひとしです。

 

AIツールを導入すれば

業務が劇的に改善される。

 

多くの経営者がこう期待しますが

実際には導入企業の7割が

期待した成果を得られていません。

 

真の問題は

AIツールの性能ではなく

運用体制の不備にあります。

 

・具体的な数値目標の設定

・役割分担の明確化

・定期的な見直しサイクルの確立

 

これが成功への道筋となります。

 

適切な運用設計なしにAIを導入すれば

現場の負担が増えるだけで

投資は無駄になります。

 

今回は

経営者が陥りやすいAI活用の誤解と

 

成果を出すための

実践的な運用方法を解説します。

 

 

 

 

*写真はイメージです

=============================

AI導入で経営者が抱きがちな

3つの危険な思い込み

=============================

 

経営者の多くは

AIを入れれば全て自動化される

と信じています。

 

しかし実際にはAIの効果は

使う人のスキルと入力データの質に

大きく左右されます。

 

特に問題なのは

業務を効率化したいという

 

曖昧な目標のまま

現場に丸投げする姿勢です。

 

何をどれだけ改善したいのか

数値で示さなければ

成功か失敗かの判断もできません。

 

また

誰が何を担当するのか決めずに

導入すると現場は混乱します。

 

営業部が入力すべきデータを

在庫管理部が待っている。

 

そんな責任の押し付け合いが

日常的に発生します。

 

さらに初期投資だけで満足し

導入後のフォローを怠る企業が

多く存在します。

 

AIの予測が

現場の実態と合わなければ

 

データ入力の手間だけが増えて

業務は改善されません。

 

結果として

導入から3ヶ月程度で

 

効果が見えないと判断され

システムは使われなくなります。

 

経営層の過度な期待と

具体的な運用計画の欠如が

失敗を招きます。

 

製造業のA社では1000万円を投じて

在庫管理AIを導入しました。

 

経営者はAIが最適な在庫量を

自動計算してくれると期待し

 

詳細な運用計画を作らずに

現場へ展開しました。

 

しかし営業部と在庫管理部で

データ入力の責任範囲が不明確でした。

 

AIの予測と現場の実感が大きくずれ

「従来の勘の方が正確だ」

という声が上がりました。

 

データ入力の負担だけが増え

3ヶ月後にシステムは停止します。

 

投資は完全な損失となり

現場の士気も大幅に低下しました。

 

失敗の原因は数値目標と

役割分担を事前に決めなかった

経営判断にありました。

 

=============================

成果を生み出す運用設計の

4つの必須要素

=============================

 

AI活用で成果を出すには

明確な運用ルールが不可欠です。

 

まず90日単位で数値目標を設定し

定期的に進捗を評価する仕組みを作ります。

 

・顧客対応時間を30%短縮

・在庫回転率を1.5倍に向上

 

などの誰もが理解できる

具体的な数値を示してください。

 

抽象的な目標では

改善の進み具合を測れません。

 

次に重要なのが

「継続」「改善」「中止」

の判断基準です。

 

目標達成率が70%以上なら継続

50-70%なら改善策を実施

 

50%未満なら一旦中止して

根本的な見直しを行います。

 

この基準を事前に決めておけば

感情論ではなく

データに基づいた意思決定ができます。

 

もう少し様子を見ようという

曖昧な判断が損失を拡大させます。

 

各部門の役割を文書化するのも必須です。

 

誰が最終決定権を持ち

誰が実行責任者なのか

 

この整理なしには

問題発生時に迅速な対応ができません。

 

月次の振り返り会議では

現場からの意見を必ず収集します。

 

AIの出力と実務のギャップを把握し

運用方法を柔軟に調整する体制が

成功の鍵となります。

 

ITサービス企業のB社は

顧客サポート用AIを導入しました。

 

導入前に

90日で応答精度80%達成

という明確な数値目標を設定しました。

 

各部門の責任範囲を文書で定義し

月次で進捗を確認する体制を整えました。

 

2ヶ月目の精度が70%に留まった際

よくある質問の内容を見直し

学習データを追加しました。

 

改善策を即座に実行した結果

4ヶ月目に目標を達成しました。

 

顧客対応時間は25%短縮され

年間で人件費600万円相当の

削減を実現しました。

 

成功要因は

明確な数値目標と

柔軟な改善体制でした。

  

=============================

今日のまとめ

=============================

 

AI導入の成否は

ツールの性能ではなく

運用設計の質で決まります。

 

・具体的な数値目標の設定

・役割分担の明確化

・90日サイクルでの評価

・継続、改善、中止の判断基準

 

これらを整備せずに導入すれば

投資は確実に無駄になります。

 

経営者はAIに任せれば楽になる

という幻想を捨て

 

運用の設計に

主体的に関わる覚悟が必要です。

 

現場との対話を重ね

実態に即した改善を

継続する姿勢が求められます。

 

今回の4つの要素を実践すれば

AI投資を確実に成果へつなげられます。

 

=============================

次回の予告

=============================

 

*次回の発行は

11月18日火曜日の予定です。

 

次回は…第12話 

『AIを活用する経営者に必要な

3つのスキル』

 

AIのイーラーニング講座や

AIによる自動化や効率化についての

ご相談がございましたら

お気軽にお問い合わせください。

 

*無料相談のご案内
 株式会社未来デザインカンパニー
 https://mirai-design-company.co.jp/

 

この記事が役に立ったと思われましたら

ぜひシェアしてください。

 

一人でも多くの方に

AI活用の第一歩を

踏み出していただければ幸いです。

 

===============================

☆☆☆ メルマガのご登録☆☆☆

 

メルマガをご登録していただければ

「見逃し配信」無しで読むことができます。

 

下記をクリックして登録していただけます。

▼【メルマガ登録のお手続き】

https://www.reservestock.jp/subscribe/329758

 

このメールは

お取引をいただいている皆様

名刺交換をさせていただいた皆様

メルマガフォームにご登録いただいた方

セミナーに参加された方

に配信しています。

 

今後のご案内が不要な方は

最下部に解除フォームがございます。

お手数ですが

購読解除をお願いいたします。

  

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

#ミドルシニア世代の智慧

#シン組織変革の教科書

AI 経営の実践ガイド

#実践経営戦略ノート

#変革の羅針盤

#ビジネスモデルの企業事例

#マーケティング

#ビジネスモデル

#人材の育成

#組織の人間関係

#渡邉ひとし

#株式会社未来デザインカンパニー

 

===============================

 

経営者の方は

自社の全体像を把握しているつもりでも

 

心理的バイアスや

無意識の防衛機制により

 

問題の本質や自分の意思決定の癖に

気づけない事柄が多々あります。

 

脳科学的にも自己認知には限界があり

感情や習慣に支配された判断を

客観的に見直すことは困難です。

 

経営コンサルタントは

外部の視点から構造的に現状を分析し

 

経営者ご本人では

見落としがちな課題を可視化します。

 

だからこそ

冷静で第三者的な知見を持つ

コンサルタントの存在が

経営判断の質を高め

 

組織を持続的に成長させる上で

不可欠なのです。

  

===============================

ブログのご案内

===============================

 

*月曜日『実践・経営戦略ノート』

*火曜日『AI 経営の実践ガイド』

*水曜日『ミドルシニア世代の智慧』

*木曜日第1週のみ

    『ビジネスモデルの企業事例』

*金曜日『シン組織変革の教科書』

 

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

===============================

 

---------------------------------------

編集·発行元

---------------------------------------

オフィス 

株式会社未来デザインカンパニー

503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1

組織変革コンサルタント

代表取締役 渡邉ひとし

 

【コンサルティング事業部】

·リアル(現地現場)

·オンライン(zoomを使用)

*元電通デジタル馬場建至氏と業務提携

https://mirai-design-company.co.jp/consultant 

 

AI 事業部】

AI パッケージ、AIシステム開発

https://mirai-design-company.co.jp/aipackage

 

*イーラーニング講座『Mirai Nextory®︎

·AI とデジタルマーケティング(900超の講座)

·電通グループの

 カルタホールディングスと協業

https://mirai-design-company.co.jp/elearning

 

【教育事業部】

*オンライン講座 

·事業計画士®︎養成プログラム(2026年開講)

  講座名『実践型セカンドキャリア設計塾』 

  (設計ー実践ー共有ー達成ー充実ー幸福)

·経営計画士®︎養成プログラム(2026年開講)

https://mirai-design-company.co.jp/onlineclass

  

会議室

株式会社未来デザインカンパニー(会議室)

503-0808 岐阜県大垣市三塚町624-2

 

Mobile080-4806-1553

Emailmirai-design@ogaki-tv.ne.jp

HPhttp://mirai-design-company.co.jp/

 

紹介記事1:https://humanstory.jp/watanabe_hitoshi/

紹介記事2:https://syoukei-senmon.net/gifu/14457/

 

·経営計画士®︎、事業計画士®︎

·ビジネスモデルコンサルタント

·SDGsビジネスコンサルタント

·経営心理士

組織心理士/顧客心理士/

ビジネスコミュニケーション心理士

·上級スピーチアップグレーダー

·対人関係アップグレーダー

·ハイパフォーマンス·コーチ

 

一般社団法人 空き家再生機構 /理事

岐阜県公認 /コミュニティ診断士

=================== 

<令和2年度迄>

中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師

<令和元年度迄>

愛知産業大学 経営学部経営学科

造形学部デザイン学科·建築学科 非常勤講師

―――――――――――――――――――

<著書>

『ビジネスモデル虎の巻!』 2019年)

『我が師から受けた薫陶と若者への恩送り

(仮)』(2026年)

―――――――――――――――――――

 

------------------------------------------

(C) Copyright 2025 mirai design company All rights reserved.

------------------------------------------

 

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

050-6877-6388

<受付時間>
9:00~18:00
※土曜・日曜は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

2025/12/4
【ビジネスモデルの企業事例】
第519話 ソニーグループのビジネスモデル
2025/12/3

【ミドルシニア世代の智慧】

第34話 地域社会やステークホルダーとの共存モデル(ビジネスモデル)

2025/12/5
【シン組織変革の教科書】
第29話 組織変革の人材育成
 

株式会社
未来デザインカンパニー

                 

株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役。
電通の専属会社で6万件を超える広告制作に携わった経験を持ち、独立後、経営相談は延べ1200件以上。 経営者の想いを中心に置き、 経営計画・行動計画・未来会計の3つの視点から、独自の【持続型経営3ステップ構築法】を活用し、幅広い分野でクライアントを成功へと導いています。
 

住所

〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1

アクセス

大垣駅より徒歩10分
駐車場あり

受付時間

9:00~18:00

定休日

土曜・日曜