〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1(大垣駅より徒歩10分・駐車場あり)

想いを叶えたい方お問い合わせフォーム

050-6877-6388

シン組織変革の教科書

第3話【シン組織変革の教科書】

===============================

組織変革の進め方

失敗しない7つのステップ

===============================

 

いつもお読みいただき有難うございます。

 

組織変革コンサルタント

経営戦略コンサルタント

渡邉ひとしです。

 

課長から部長に昇進して5年。

売上目標は毎年上がり続けるのに

部下の営業成績は一向に改善しない。

 

若手は「やりがいが感じられない」

と言って次々と転職し

 

ベテランは「今までのやり方で十分」

と変化を拒む。

 

経営陣からは「組織を変革しろ」

と言われるが

 

具体的に

何をどう変えればいいのか

見当もつかない。

 

多くの管理職がこうした

板挟みの立場で苦しんでいます。

 

組織変革の必要性は理解していても

結局何も変わらない。

 

そして優秀な人材は他社に流出し

残った社員のモチベーションは

 

さらに低下するという

悪循環に陥っています。

 

組織変革は精神論では成功しません。

 

今回は

現場で検証された7つのステップを

失敗のパターンと併せて解説します。

 

 

 

*写真はイメージです

===============================

準備段階で9割が挫折する:

ステップ 1~ 4

=============================== 

 

ステップ1:

現状分析という名の自己欺瞞を避ける

 

現状分析はやったと言う管理職の多くが

実際には

表面的な数値の羅列に終始しています。

 

売上データや離職率を眺めて

「問題がある」と結論づけるだけでは

分析とは言えません。

 

真の現状分析では

なぜその数値になったのかという

根本原因まで掘り下げる必要があります。

 

「営業部の受注率が20%低下している」

という事実から

 

「提案書作成に平均5日要している」

「競合他社は2日」

「承認プロセスが3段階ある」

 

といった具体的な業務プロセスの

問題まで特定することが重要です。

 

ステップ2:

測定不可能なビジョンは絵に描いた餅

 

「チームワークの向上」

「風通しの良い職場」といった

 

抽象的なビジョンを掲げる組織は

確実に変革に失敗します。

 

達成したかどうかを

判断する基準が曖昧すぎるためです。

 

効果的なビジョンは具体的で

測定可能でなければなりません。

 

「部門間の情報共有回数を

月3回から週2回に増加」

 

「プロジェクト完了率を

80%から95%に向上」

 

といった数値目標が必要です。

 

この段階で妥協すると

後の成果測定ができません。

 

ステップ3:

人選で決まる変革の成否

 

変革推進チームの人選で

最も多い失敗は

 

協力的で従順な人材ばかりを

集めることです。

 

こうしたチームは現場の抵抗や

問題を事前に察知できず

実行段階で大きな壁にぶつかります。

 

効果的な推進体制には

批判的な視点を持つ人材も必要です。

 

この変革は本当に必要なのかといった

厳しい質問をする人材がいることで

計画の甘さが事前に発見できます。

 

また推進メンバーの

通常業務を軽減しない組織では

変革活動が片手間になり必ず失敗します。

 

ステップ4:

資源確保なしに変革は不可能

 

「とりあえず始めてみよう」

という姿勢で変革を開始する組織は

必ず途中で頓挫します。

 

変革には人的資源や時間的資源

予算的資源が必要ですが

 

これらを事前に確保しない組織が

驚くほど多いのが現実です。

 

特に見落とされがちなのが

変革に伴う一時的な

生産性低下への対応です。

 

新しいシステムや

業務プロセスの変更により

 

短期的には効率が落ちることが

必然的に発生します。

 

この期間をカバーする余裕がなければ

現場から「元に戻そう」

という声が上がり

変革は中止に追い込まれます。

 

===============================

実行段階の現実的対処法:

ステップ 5~ 7

===============================

 

ステップ5:

全面展開という名の自殺行為を避ける

 

短期間で劇的な変化という期待から

いきなり全社で変革を

実施しようとする組織があります。

 

これは組織に混乱をもたらし

変革への不信を決定的にする

最も危険なアプローチです。

 

現実的なアプローチは

影響範囲を限定した

パイロット段階から開始することです。

 

一つの部署で変革を試行し

問題点を洗い出してから

段階的に拡大します。

 

全社展開で失敗するリスクを考えれば

小規模な試行錯誤の方が

はるかに合理的です。

 

ステップ6:

抵抗は敵ではなく情報源

 

変革に対する抵抗を悪として

排除しようとする管理職がいますが

これは大きな間違いです。

 

抵抗の背景には

変革への合理的な懸念が

含まれていることが多いためです。

 

「今までのやり方で十分」

という声の背景には

 

「新しいやり方で

本当に効率が上がるのか」

という現実的な不安があります。

 

抵抗者との対話を通じて

彼らの懸念を理解し

 

必要に応じて計画を修正することが

変革の質を高める重要なプロセスです。

 

ステップ7:

短期的成果に惑わされない継続的改善

 

変革の初期段階で「数値が改善した」

という報告を受けると

 

「変革は成功した」と

判断してしまう管理職がいます。

 

しかし

これは危険な錯覚です。

 

真の変革効果は新しい仕組みが

組織に完全に定着してから現れます。

 

初期の改善は

一時的な効果である可能性が高く

 

時間が経つと

元に戻ることがよくあります。

 

継続的なモニタリングと改善を怠れば

せっかくの変革も

元の木阿弥になってしまいます。

 

===============================

今日のまとめ

=============================== 

 

組織変革の成功率が低い理由は

理想論と現実のギャップを埋める

具体的な手法が不足しているからです。

 

準備段階での徹底した現状分析と

測定可能なビジョン設定

 

実行段階での段階的アプローチと

抵抗への建設的対処

 

そして

定着段階での継続的改善という

7つのステップを

 

現実的に実践することで、

変革の成功確率は大幅に向上します。

 

重要なのは

各段階で発生する困難や抵抗を想定し

事前に対策を準備することです。

 

変革は決して

容易な道のりではありませんが

 

正しい手順と現実的なアプローチにより

確実に成果を上げることが可能です。

  

===============================

次回の予告

=============================== 

 

*次回の発行は

6月13日金曜日の予定です。

 

次回は

実際にこれらのステップを実践した

中小製造業の事例をご紹介します。

 

【第4回】組織変革事例|

中小製造業A社の成功ストーリー

 

次回もどうぞ宜しくお願いいたします。

http://mirai-design-company.co.jp/

 

===============================

お知らせ

===============================

 

*株式会社未来デザインカンパニー

ミドルシニア世代のために

 

第二の人生の意義という個人的課題と

日本経済の活性化という社会的課題を

同時に解決する

 

新しいプロフェッション(専門職)

として『事業計画士®︎』を位置づけ

 

事業計画士®︎になるための講座を

開設するために取り組んでいます。

 

近日中に公開募集いたしますので

乞うご期待ください。

 

オンラインコンサルティング

Zoomを活用した

オンライン・コンサルティングです。

 

初回は、無料個別相談です。

お気軽にご連絡ください。

 

▼メールアドレス

mirai-design@ogaki-tv.ne.jp

渡邉ひとし

 

===============================

☆☆☆ メルマガのご登録☆☆☆

 

メルマガをご登録していただければ

「見逃し配信」無しで読むことができます。

 

下記をクリックして登録していただけます。

▼【メルマガ登録のお手続き】

https://resast.jp/subscribe/314624

 

このメールは

お取引をいただいている皆様

名刺交換をさせていただいた皆様

メルマガフォームにご登録いただいた方

セミナーに参加された方

に配信しています。

 

今後のご案内が不要な方は、

最下部に解除フォームがございます。

お手数ですが

購読解除をお願いいたします。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

#シン組織変革の教科書

#ミドルシニア世代の智慧

#変革の羅針盤

#マーケティング

#ビジネスモデル

#人材の育成

#組織の人間関係

#渡邉ひとし

#株式会社未来デザインカンパニー

 

===============================

 

---------------------------------------

編集・発行元

---------------------------------------

◆オフィス 

株式会社未来デザインカンパニー

〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1

 

コンサルティング事業部

・リアル・コンサルティング

(会社訪問 or 弊社会議室)

・オンライン・コンサルティング

(zoom形式)

 

オンライン学習事業部

・eラーニング事業

(いつでも、どこでも学べる)

・オンライン講座

(経営計画士®︎、事業計画士®︎

 

▼会議室

株式会社未来デザインカンパニー(会議室)

〒503-0808 岐阜県大垣市三塚町624-2

 

組織変革コンサルタント

経営戦略コンサルタント

代表取締役

渡邉ひとし

 

Mobile:080-4806-1553

Email:mirai-design@ogaki-tv.ne.jp

HP:http://mirai-design-company.co.jp/

 

紹介記事1:https://humanstory.jp/watanabe_hitoshi/

紹介記事2:https://syoukei-senmon.net/gifu/14457/

 

・経営計画士®︎、事業計画士®︎

・ビジネスモデルコンサルタント

・SDGsビジネスコンサルタント

・経営心理士

組織心理士/顧客心理士/

ビジネスコミュニケーション心理士

・上級スピーチアップグレーダー

・対人関係アップグレーダー

・ハイパフォーマンス・コーチ

 

一般社団法人 空き家再生機構 /理事

岐阜県公認 /コミュニティ診断士

=================== 

<令和2年度迄>

中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師

<令和元年度迄>

愛知産業大学 経営学部経営学科

造形学部デザイン学科・建築学科 非常勤講師

―――――――――――――――――――

<著書>

『ビジネスモデル虎の巻!』 

―――――――――――――――――――

 

------------------------------------------

(C) Copyright 2025 mirai design company All rights reserved.

------------------------------------------

 

想いを叶えたい』経営者の方へ

想いを叶えたい方はお問合せフォームへ
050-6877-6388
受付時間
9:00~18:00
定休日
土曜・日曜

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

050-6877-6388

<受付時間>
9:00~18:00
※土曜・日曜は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

2025/6/3
第8話「世代間コミュニケーションの促進」のブログ更新しました
2025/6/2

第513話【村田製作所のビジネスモデル】のブログ更新しました

2025/5/30
【第2回】「組織変革が必要な会社の特徴5選」のブログ更新しました

株式会社
未来デザインカンパニー

                 

株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役。
電通の専属会社で6万件を超える広告制作に携わった経験を持ち、独立後、経営相談は延べ1200件以上。 経営者の想いを中心に置き、 経営計画・行動計画・未来会計の3つの視点から、独自の【持続型経営3ステップ構築法】を活用し、幅広い分野でクライアントを成功へと導いています。
 

住所

〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1

アクセス

大垣駅より徒歩10分
駐車場あり

受付時間

9:00~18:00

定休日

土曜・日曜